「Perfume World Tour 1st」シンガポール公演 ライブビューイング T・ジョイ博多

「Perfume World Tour 1st」シンガポール公演 ライブビューイング
T・ジョイ博多

2012年11月24日

 Perfumeが世界進出を発表したのが、2012年の春。レコード会社を移籍しての行動だった。最初どういう活動するのか分からなかったが、秋口になってアジアの4大都市、台湾、香港、韓国、シンガポールのライブハウスでワールドツアーを開催されると発表があった。

 そのアナウンスからほどなく、ツアー最終日のシンガポール公演を日本全国および台湾の映画館でライブビューイングを行うことが発表された。映画館だから、多分チケットは取れるだろうと高をくくっていた。しかし、チケット発売日にチケットぴあで申し込みをしてみると、発売開始1分でチケットは完売。あまりの早さに驚いていた。あきらめきれずに「確かe+でもチケット売っていたよな」と思ったのでe+を覗くと、まだチケットは残席がある。速攻でe+の会員登録をし、チケットの入手に成功した。席も真ん中あたりで比較的見やすい。

 当日、映画館であるT・ジョイ博多に足を向ける。福岡市ではここと天神の東宝でライブビューイングを行っていたが、設備の新しさと、駅直結のロケーションからT・ジョイ博多に映画館をセレクトしていた。

 19時30分から入場が開始される。どうも場内のアナウンスでは、2劇場を押さえての公開らしい。シアター1は226席、シアター8が323座席なので、両方で550名もの人員を収納できるという具合である。最初劇場に入った時には、広告が映し出されているだけだったスクリーンも、途中から「Spring Of Life」、「Spending all my time」、「FAKE IT」のビデオクリップを流し始めていた。

 隣に座ったのは女子大生で、卒業論文にPerfumeの人気について記述したいのでアンケートに協力してほしいという依頼があった。まあ個人情報盗まれるわけでもないので、快く了解した。アンケートがなかなか集まらないので苦労しているというような会話を交わしていた。

 開演時間ちょっと前から映像が会場に移し替わり、満員の会場を映し出されていた。そしてほぼ定刻にショーは始まった。

本編

  1. オープニング
  2. NIGHT FLIGHT
  3. コンピューターシティ
  4. エレクトロ・ワールド
  5. MC 1
  6. レーザービーム
  7. Spending all my time
  8. love the world
  9. Butterfly(イントロのみ)
  10. edge
  11. シークレットシークレット
  12. FAKE IT
  13. MC 2
  14. Dream Fighter
  15. ねぇ
  16. P.T.A.のコーナー
  17. チョコレイト・ディスコ
  18. ポリリズム

 オープニングはアルバム未収録の新曲。インストゥルメンタルで、ツアーのために作られた曲だと思う。初っ端から「NIGHT FlIGHT」で会場を盛り上げる。続いて初期の曲を2曲演奏して、ファンを喜ばさせる。

 「エレクトロ・ワールド」が終わるとMCに入る。当然Perfumeの3人は英語できないので、片言の英語での感謝の意と、日本語での話で進んでいった。途中会場内のファンの女性でハンドルネーム「ウメ」さんが、通訳を買って出て、あ〜ちゃんの会話を会場内に翻訳していた。なんでも今回のライブビューイング、日本全国と台湾で30000人もの人が視聴しているという。その多さに頭くらくらしてしまった。チケット取れたのは奇跡かもなと思った。話後半では恒例のチーム分け。「マー」組と「ライ」組、「オン」組に分かれて、歓声を上げたりしていた。ちなみに劇場組は「オン」組に組み込まれていた。

 MCが終わると「レーザービーム」から意外と思えた「Spending all my Time」。メンバーが「ライブ映えする曲だからテレビでは歌わない」と言っていたが、確かにダンスといい魅力的な曲である。その後イントロだけ「Butterfly」が流れ、最初歓声を上げるが歌わないしダンスもないのでちょっとがっかり。好きなんだけれど、この曲。中盤の選曲は結構ハードな曲が中心だったような気がする。

 「FAKE IT」が終わるとまたMC。ただしここでのMCはそんなに長くはない。「後半戦の曲はアゲアゲの曲だよ」とメンバーが言い、確かにその通りとなった。「P.T.A.のコーナー」で会場、劇場、ステージが一体となって手を振ったり、ぐるぐる回したりPerfumeのされるがままに動いていた。ライブビューイングだと、映像と音響の一方通行なので、どうも会場との一体感に欠けるきらいはあるが、この辺りでは結構劇場内の観客ものっていたように思う。

 後半ラストの近くの「チョコレイト・ディスコ」では劇場でも合いの手が結構入っていて、なかなか面白い。そして本編ラストは、やっぱりPerfumeをスターダムにのし上げた思い出深い曲、「ポリリズム」で幕を〆た。

アンコール

  1. Spring of Life
  2. 心のスポーツ
  3. MY COLOR

 観客のアンコールが鳴りやまない中、Perfume3人は再度登場。あ〜ちゃんが日本語で感謝の言葉と、移籍にまつわる経緯を話していて、後ろのディスプレイにはその英訳文が流れていた。アンコールは明るめの曲ということで、「Spring of Life」、「心のスポーツ」、「MY COLOR」という選曲で、アンコールにふさわしい感じがした。そして特別ゲストが登場。誰かと思ったらなんと「ドラえもん」。なぜドラえもん、と頭の中が???になっていた中、Perfumeから重大発表。何んと2013年春の新作「ドラえもん」映画の主題歌をPerfumeを担当するという話になったということ。タイトルは「未来のミュージアム」ということで、意外な驚きだった。ショーが終了した後も会場の歓声は収まらず、「ポリリズム」を歌って盛り上がっていた。終了時刻は22時16分。結構あっという間に時間が過ぎていったと思う。ライブビューイングを体感するのはTM NETWORKに続いて2度目だが、結構楽しめるものだなと魅力に取りつかれていた。

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