トレインスポッティング(HD/Netflix)
No Image | 原題 | TRAINSPOTTING |
レーベル | UNVERSAL PICTURES HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 1996年 | |
上演時間 | 93分 | |
監督 | ダニー・ボイル | |
出演 | ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー | |
画面 | 1.85:1/SDR | |
音声 | DOLBY DIGITAL 2.0ch 英語 | |
字幕 | 日本語 |
あらすじ
スコットランドに住むレントンは、薬物中毒に陥っていた。仲間と共に日々ヘロインを注射してラリっていた。レントンはある日、薬物中毒から抜け出そうと、ヘロインを注射するのをやめようとする。しかし、最後の一発と決めた座薬の薬物を肛門に入れ、スコットランド一汚いトイレに落とした座薬を取りに便器に潜り込んだりしていた。レントンと仲間達は、薬物により裁判にかけられるが、レントンは執行猶予で済んでしまう。もちろん薬物中毒更生が前提だったが。レントンは女性を求め、ダイアンという女子高生と関係を持ってしまう。そして、薬物から逃れるためにロンドンに行き、不動産の仕事を始める。しかし、レントンの仲間たちはロンドンまでやってきて、またレントンは薬物中毒になってしまう。仲間達は薬物を入手したので、その売却を企んでいたのだった。
レビュー
1996年に公開されるや、その映像スタイルが反響を呼んだ、ダニーボイルの監督作が、この「トレインスポッティング」です。アーヴィン・ウェルシュの同名小説の映画化です。世界的にヒットしており、それは日本でも例外ではありません。Rotten Tomatoesによる批評家評価は91%、観客評価は93%と、極めて高い評価を得ていて、IMDbの投票によるTOP250作の中で169位に位置する作品であります。
映画は、ヘロイン中毒に陥っているレントンとその仲間たちの日々をレントンのモノローグでストーリー展開させていくスタイルをとっています。レントンは本当にダメな男で、ヘロインがないと生きていけません。一度はヘロインを断ち切ろうと考えますが、断ち切る前に最後の麻薬を投与したことから、結局断ち切れないという情けない状態に陥っています。
もっとダメなのはレントンだけでなく、その仲間のスバッドやシックボーイ、ベグビーといった面々で、ヘロインを決めるだけでなく、赤ん坊を放置して死に至らしめたり、ヘロインを買うお金を手にするために強盗を犯したりと、最低な行為を何の躊躇もなく、罪悪感も感じず行っているところに、そのダメさ加減がよく出ていると言えます。その仲間たちに影響を受けているレントンは、最低な生活を毎日過ごす結果になっています。
そんな状態のレントンですが、両親は彼を見捨てず、レントンが立ち直るのを支えようとしています。しかし、レントンはそんな大切な両親をうらぎって、結局ヘロイン中毒に舞い戻っていきます。薬物中毒で裁判にかけられたレントンは、薬物依存更生プログラムの継続を条件に執行猶予の刑に処せられますが、そのプログラムを実行することもなく、元の木阿弥になっています。一度はロンドンで不動産の仕事についたレントンですが、仲間達が薬物をロシア人から買ってしまったことで、結局ロンドンの仕事を失うという目にあっています。
そんなレントンは、女性を求めてクラブに行き、若い女性と知り合いになり、肉体関係を持つようになりますが、その若い女性ダイアンはまだ学生で、未成年と関係を持ってしまったことで、厄介な状態になってしまいます。ダイアンに関わらず、レントンと仲間達は女性と関係を持って快楽の虜になっていますが、それは破滅への道を辿っているといっても過言ではありません。SEXシーンでは、男性の逸物が描写されていますが、日本の規制のせいか、ぼかしが入っているのが興醒めになっています。
画質はHD画質のSDRで提供されています。HD画質ではありますが、思ったほど高精細な画質ではありません。フィルムの粒子が終始見えていますし、圧縮に伴うブロックノイズも散見されます。ただ、色彩はそれなりにカラフルで、映画の世界に入っていける状態にはなっています。音響はDOLBY DIGITAL 2.0chサラウンドで提供されています。オリジナルのフィルムがDOLBY STEREO SRでの提供のためか、2.0chステレオでもDOLBY SURROUND 4.0chでミックスされているようで、5.1chほどの音の分離はしていませんが、包み込まれるようなサラウンドは体感できます。
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