「この世界の片隅に」を巡る広島・呉の旅行記2020年
2020年10月19日〜10月22日
初めに
僕は日本映画をほとんど見ないが、2016年公開の「この世界の片隅に」は珍しく見て、ハマった口である。「この世界の片隅に」は劇場とホームシアターで5回以上見ているし、「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」も監督の舞台挨拶を含めた上映を見に行っている。当然両作のBlu-rayは所有済みである。それで、広島・呉に関心を抱いていた。ただ、僕は旅行といえば海外ばかりで、ここ数年、国内はほとんどしていなかった。
さて、僕の勤める会社では、節目休暇という制度がある。30歳、40歳、50歳の節目の歳に10日間の特別有給休暇が与えられるというものである。僕も50歳を迎え、この節目休暇を与えられた。当初、この節目休暇を取る際にはイギリスをはじめとしたヨーロッパを旅行したいと考えていた。しかし、2020年の春を迎える頃から新型コロナウイルスが世界的に蔓延し、海外旅行はできなくなってしまった。それでも旅行はしたいと考え、映画「この世界の片隅に」の舞台である広島・呉を観光する旅行に切り替えることにした。元々はゴールデンウィークに行こうかと思っていた場所であるが、ゴールデンウィークは緊急事態宣言が出ていて旅行できる状態ではなかったのである。国側も観光業の需要増を図り、GoToトラベルキャンペーンでホテル代が35%引きで宿泊でき、プラス地域共通クーポンも貰えるという特典がついたことも、旅行を後押しした。新幹線はネットでJR西日本のユーザー登録をしていたら、50歳以上は30%引きで乗車券と特急券が買えることがわかり、結構お得に旅行代金が抑えられた。国内は佐野元春の追っかけであちらこちらに行っているが、本格的な旅行は久しぶりである。これは、広島・呉の「この世界の片隅に」で描かれた場所を巡る旅である。
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