台湾台北・九份ツアー2012年初日/出発と九份観光
2012年8月27日
初日は福岡空港12時20分発のエバー航空だった。出発の2時間前に空港集合ということなので、10時20分に福岡空港国際ターミナルに着くように家を出発した。エバー航空の台湾桃園国際空港行きの搭乗手続きは混み合っていて、行列ができていた。チケットを発券してもらう時に「本日満席ですので」と言われたが、運良く窓側の席を取ることが出来た。
チケットを受け取った後、モバイルWi-Fiのレンタルを借りに、一旦到着ターミナルに降りる。テレコムスクエアという会社のものだが、9月30日まで台湾でのモバイルWi-Fiに限り、1日使い放題で500円というキャンペーンをやっていたので、それを目当てに行ったのである。事前に予約を入れておいたので、レンタルはスムーズにいけた。海外ではiPhoneがグローバルモデルなのでモバイルWi-Fiがあると低価格で運用ができ、とても便利である。
時間があったので出国手続きをする前に少しコーヒーを飲んでのんびりしていた。国際空港のレストランということで、やっぱりアジアの料理が多い。コーヒーだけなので僕には関係ないが。
11時過ぎに出国審査。そんなには混んでいないので、あっという間に搭乗口までいけた。搭乗口で1時間ほど待っていた。どうも飛行機が満席なのは、学生の修学旅行の団体が搭乗するかららしい。とても騒がしく、まあ修学旅行で羨ましいと思っていた。
飛行機はなぜかキティちゃんのイラストが描かれた機体。チケットもキティちゃんだし、搭乗した時にはキャンディか何かの小物をもらった。全日空との共同運航便だが、キャンペーンでもやっているのだろうか。
搭乗予定時刻より少し回って搭乗開始。搭乗時間が遅れたから、出発も少し遅れた。台湾桃園国際空港へは福岡から2時間30分といったところ。時間的にはそんなに長くない。実際離陸後しばらくして昼食代わりの機内食が出て、それを食べていたら、後は音楽を聞く時間があまりなかったぐらいである。機内食は台湾料理風。パンとビー份みたいなものと、鶏肉といった感じの食事だった。お腹も空いていたので、なかなか美味しくいただけた。
定刻である現地時間2時20分を少し回って、台湾桃園国際空港に到着。入国審査もそんなに混んでおらず、あっさり通過。福岡空港で既に現金を台湾元に換金を済ませておいたので、そのまま出口に行き、旅行会社の担当者を探した。韓国の時と違ってこちらも程なく合流でき、一路台北市内に向かうことになった。僕の他には幼い子供を連れた親子連れが1組だけ。そのせいか知らないがツアーに入っているはずの免税店立ち寄りはせずにホテルに直行した。泊まるホテルは山水閣大飯店。市内の中心部である。ホテルは櫛と寝間着以外は全部完備していて、便利である。テレビもNHKが映るし、快適に過ごせそうであった。
ホテルに着いたのは3時過ぎ。夕方の観光である九份(份はイ分と書く。機種依存文字なのでWebでは使えない)ツアーの時間まで1時間半あるので、ホテルの周囲を散策した。ホテルの裏にはちょっとしたマーケットがあり、屋台も何軒かあるようである。散策していて気づいたのは、とにかく原チャリの数が異常に多いということ。それも2人乗りなんか当たり前のように乗っていることである。当然事故も起こりやすく、僕も事故を目撃してしまった。やっぱり南国ということで暑くて、ジュースを購入して飲んでいた。砂糖をかなり少なくしてもらったはずだが、結構甘い。逆に喉乾きそうであった。
4時半にツアーバスがピックアップしにホテルにやってきた。大型観光バスなので、びっくりする。なんでもこの日の九份観光ツアーは大型バスが6台だか8台だかが出ているらしい。つまりそれだけ日本人が台北から九份観光に行くということで、人気なんだなと思った。バスは1時間弱で九份に到着。結構山を登ったので、眺めはいい。
到着するとすぐに階段がある。そこを登っていった。九份は階段の街なのである。しばらく登って、早速早めの夕食タイム。軽食ということで、台湾料理が普通の量より少なめに出てきた。夕食ぐらいはビール飲みたいなと思って、ビールを頼む。台湾のビールは台湾ビールという銘柄しかないらしい。あまりビールを飲む習慣がないのかもしれない。食事は美味しかったが、違和感を感じない、なんか家庭料理を食べているような気がしていた。
食事後は散策。ガイドさんに教えてもらった「阿妹茶酒館」という茶屋でお茶を飲むことにした。台湾人はお茶をよく飲むという。大陸産のお茶は農薬沢山入っているから体に良くないもと言われているそうである。この「阿妹茶酒館」は、宮崎駿の「千と千尋の神隠し」で湯婆の住む家のモデルになったそうである。実際九份の街のイメージ自体が「千と千尋の神隠し」の千尋が迷い込む湯屋の街のイメージになっているという。
お茶を飲んだ後、夕暮れの眺めを堪能して、また階段を登り、古い街並みを散策していた。しかし、観光客が多く、ちょっと風情という点では首を傾げてしまう面も否めなかった。歩くのにも難儀するぐらいで、ゆっくりと落ち着いた街並みを楽しむ余裕がちょっと薄いかなと思ったところもあった。しかしツアーでもないと行くのはちょっと面倒だから(電車とバスで行く事は可能)、仕方ないかなと思った。
散策も終わり、また再びバスに乗り込む。ツアーはこれで終わりというわけではなく、もう一箇所回ることになっていた。それが「饒河(ぎょうか)街観光夜市」。ここで40分の散策時間と、希望者にはここで解散、ナイトライフを楽しむという選択が与えられていた。僕は「饒河街観光夜市」からホテルに帰るのがちょっと大変そうなので、ナイトライフは選択しなかった。まあ40分の観光時間があれば十分。ここでの入り口には有名な「福州世祖胡椒餅」という屋台がある。台北では有名な胡椒餅で、1個45元。どんなものかというと、中は熱々の肉とネギ。外はパリパリのパンという感じで要は焼いた肉まんである。胡椒も効いている。熱くて食べるのに難儀するが、ボリューム感のある食べ物である。胡椒餅を食べながら街を散策。豚1頭まるごと焼いたものが並んでいる屋台もあったりして、街のエネルギーみたいなものを感じていた。
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