香港・マカオ旅行記2017年2日目/マカオ世界遺産29箇所を観光

香港・マカオ旅行記2017年2日目/マカオ世界遺産29箇所を観光

2017年5月2日

香港からマカオでターボジェットで移動

香港・マカオ旅行の2日目は、マカオの世界遺産30箇所のうち、29箇所を回ることにしていた。なぜ29箇所かというと、30箇所目のギア要塞だけが、場所的に他の世界遺産から離れた場所にあり、バスを使っていかなければならず、不便を感じたからである。逆を言えば、29箇所は歩きで観光はできる。朝、香港のマカオ行きフェリーターミナルまで、ホテルからMTRという地下鉄で、上環駅(ションワン)まで行き、D出口を歩いて行けば、フェリー乗り場に到着できる。フェリーのチケットは、旅行前にネットで予約していったが、予約時間前でも、空席があれば、早い便に乗ることができる。当初の予約では8時半の便の予定だったが、7時20分発の便に乗って、マカオまで移動した。ちなみに香港もマカオも中国ではあるが、特別行政区なので、入出国手続きは必要である。なのでパスポートは必携である。香港からマカオは1時間かかる。

マカオのフェリーターミナルから媽閣廟までバスで移動する

マカオのフェリーターミナルから、世界遺産の最初の観光地である媽閣廟(マーコッミウ)までは、バスで移動する。10もしくは10Aの路線バスを使えば、媽閣廟まで30分程度で到着する。値段は3.2マカオパタカであるが、香港ドルが等価で利用できるので、3.2香港ドルでも支払い可能。バスは釣銭は出ないし、両替もできないので、3香港ドル以上を支払いすればいいと思う。

媽閣廟から民政総署まで観光

マカオ世界遺産の最南端に位置し、マカオという地名の発祥となったのが、この媽閣廟である。マカオで一番古い寺院で、手前にバラ園を備えている。この二つが世界遺産の1番目と2番目である。

媽閣廟

 媽閣廟から北上すると、次に到着するのが、港務局である。イスラムの影響を受けた建築物である。現在は海事水務局としての利用となっている。

港務局

 さらに北上すると、鄭家屋敷が見えてくる。初期のマカオの中国建築であるが、どうも開館はしていない模様だったので、入口だけにとどめた。また、この鄭家屋敷の反対側にあるのが、リラウ広場である。かつては、水が湧き出る場所ということで、マカオの住人にとって大切な場所である。今は水は封印されてる。

鄭家屋敷

リラウ広場

 続いて、聖ローレンス教会である。マカオ三大古堂の一つで、1560年ごろの建築物であるという。昔はここから海がよく見えたとのこと。

聖ローレンス教会

 また歩くと、聖ヨセフ修道院及び聖堂がある。1746年から1748年にかけて、イエズス会が建築した修道院とのことである。

聖ヨセフ修道院及び聖堂

 聖オーガスティン広場を挟んで、ロバート・ホー・トン図書館、聖ヨセフ修道院、ドン・ペドロ5世劇場、聖オーガスティン教会が位置している。どれも歴史的建築物である。

ロバート・ホー・トン図書館

聖ヨセフ修道院

ドン・ペドロ5世劇場

聖オーガスティン教会

 ようやく、観光の名所である民政総署と、セナド広場に到着する。民政総署はマカオの行政を司るところである。その向かいには、噴水と床のタイルが印象的なセナド広場が展開されている。

民政総署

セナド広場

マーガレット・カフェ・イ・ナタでエッグタルトを堪能

セナド広場まで来たところで、休憩を入れた。セナド広場からカジノホテルであるグランドリスボア方面に通りを歩いて行き、グランドリスボアの一つ手前の建築物の中の広場にあるのが、マーガレット・カフェ・イ・ナタである。香港・マカオでは、洋菓子としてのエッグタルトが有名であるが、このマーガレット・カフェ・イ・ナタは、その中でも有名店である。エッグタルトは、マカオが発祥の地とのこと。今回の旅行の目的の一つであるエッグタルトを食べる、ということはここで達成できた。1個10マカオパタカで、甘みも少なく、卵の風味が抜群で、マカオに来たら是非とも食べたいお菓子である。

マーガレット・カフェ・イ・ナタ

エッグタルト

三街会館から聖アントニオ教会まで観光

休憩も終わり、再び世界遺産観光をする。まずは三街会館である。関帝とも呼ばれているが、三国志の関羽を祀っているところである。何かイベントが行われるらしく、見学は難しかった。

三街会館

 セナド広場に面しているのが、仁慈堂である。白い壁が印象的な建物で、現在は役場として利用されている。1569年に建造されたという。

仁慈堂

 セナド広場から少し離れたところにあるのが、カテドラルとカテドラル広場である。カテドラルは1622年に建立された聖母マリアを祀っている教会である。マカオで重要な教会の一つに挙げられる。その手前にあるのがカテドラル広場である。

カテドラル

カテドラル広場

 カテドラルから坂を少し下ったところに、盧家屋敷がある。1889年に作られた、盧家の屋敷がそれである。盧家は広東省出身の商人だったとか。

盧家屋敷

  続けて巡ったのは聖ドミニコ教会と聖ドミニコ広場である。1587年にメキシコの聖ドミニコ会の修道士によって創建された建物で、かつては木造だったとのこと。

聖ドミニコ教会と聖ドミニコ広場

 マカオの世界遺産の中で、最も有名なものといえば、この聖ポール天主堂跡とイエズス会記念広場ではないだろうか。1602年に建立されたものの、1835年の火事で、教会の前壁と広場のみが残る状態になっている。ここは観光客がとても多く、皆写真を自撮りしていた。

聖ポール天主堂跡とイエズス会記念広場

 聖ポール天主堂跡のすぐ左に位置しているのが、ナーチャ廟と旧城である。ナーチャ廟は、ナーチャを祀っている小さな廟であり、ナーチャとは、孫悟空にも出てくる男の子だそうである。旧城は、17世紀にポルトガル人が外敵を防ぐ目的で作ったものだということ。

ナーチャ廟と旧城

 世界遺産も後わずかになってきて、次に見たのは聖アントニオ教会である。元になった小さな礼拝堂は16世紀に建立されているが、1930年に今の姿になったとのこと。その前には何度か火事にあって、再建されているということである。

聖アントニオ教会

 聖アントニオ教会の近くにあるのが、ルイス・カモンエス広場である。地元の老人が休憩をしている場所として有名である。ここから、いくつかの世界遺産につながっている。

ルイス・カモンエス広場

 ルイス・カモンエスの右側にあるのが、カーサ庭園。元々は、地元の富豪であったマヌエル・ペレイラの別荘だったそうである。今は東方基金会という財団のマカオ本部になっている。

カーサ庭園

 カーサ庭園の更に横にあるのが、プロテスタント墓地である。1821年に作られたマカオで初めてのプロテスタント墓地である。

プロテスタント墓地

 来た道を戻り、聖ポール天主堂跡の向かって右側にあるのが、僕にとって29箇所目で最後の世界遺産である、モンテの砦である。1617年から1626年の間にイエズス会の修道士によって作られた要塞である。今は、モニュメント的に砲台が置かれていて、写真ではなぜかグランドリスボアを狙った風景になっている。

モンテの砦

 世界遺産29箇所は、途中休憩も2度ほど入れたが、じっくり見るのではない限り、半日もあれば一通り回ることはできる。今回も、9時から巡り始め、12時半には29箇所は巡り終わった。ただ、建物の外観を見て、写真を撮るだけだったので、資料を見たりすれば、まる1日はかかると思う。また、かなり歩くので、普段歩きなれていない人は、かなりしんどいかもしれない。坂道も多いので、履きなれた靴を履くことが重要である。

マカオからターボジェットで香港に帰る

世界遺産29箇所を見た後、昼食を取った。ポルトガル料理を考えたが、歩き疲れていたので、中華料理屋で、チャーハンとビールを頼んでいた。その後、どうしようか考えたが、歩き疲れたので香港に帰ることにした。ネットでの予約では、時間が読めなかったので、18:15分のフェリーを予約していたが、結局15:45分のフェリーに乗船でき、17:00過ぎに灣仔に戻った。17:00以降のターボジェットのチケット代は、昼のそれより値段が高いが、値段を無視すれば、昼の便でも乗船できた。なお、セナド広場からは、バスで帰った。3の路線バスもしくは10Aの路線バスで、フェリー乗り場に到着できる。料金は行きと同じく3.2パタカである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました