香港旅行記2015年3日目/尖沙咀、佐敦、油麻地、九龍城、シンフォニー・オブ・ライツ
2015年5月3日
アベニュー・オブ・スターズでブルース・リーの銅像を見る
旅行3日目は、九龍側を観光しようと思った。ホテルのシャトルバスで9時にホテルを出発。尖沙咀のDFSに30分ほどで到着した。まず見ようと思ったのは、ヴィクトリア湾沿いにあるアベニュー・オブ・スターズである。ここはアメリカのハリウッドにあるウォーク・オブ・フェイムに真似て、香港の映画スターたちの手形や銅像が床に埋め込まれていたり、建っていたりする場所である。ここで見たい物は、やはり世界を代表するアクションスター、ブルース・リーの銅像である。香港映画というと、僕の中では最近はブルース・リー一択になってしまう。本当は旅行の中で、映画のロケ地巡りもしてみたい気はあったが、時間の都合や、場所の探索で苦労するので、初香港としては、それを追っかけるのはどうかという判断で、この銅像だけ見物していた。
鴻星海鮮酒家(Super Star Seafood Restrant)で飲茶をする
アベニュー・オブ・スターズを散策した後、尖沙咀のHMVに入って、Blu-rayを探していた。ブルース・リーの映画がないか探していたのである。作品はすぐに見つかったが、その時点では買わなかった。荷物になるからである。で、コーヒーブレイクをした後、どうしようかと思って、お腹が空いてきたので食事をすることにした。Apple WatchのSiriで付近のレストランを探すとトップで見つかったのが、鴻星海鮮酒家(Super Star Seafood Restrant)である。時間は11時と早かったが、飲茶を楽しむことにした。調べてみると予約をしたほうがいいと香港ナビにあったが、実際には予約なしでも入れた。ここで飲茶をした。昼前のサービスで点心3点でお茶を含め57香港ドルで楽しめるからである。お茶はプーアル茶を頼んだ。点心は作りたてで、熱々で美味しかった。点心が出てくるまで時間がかかったが、その分のんびりできた。
尖沙咀から佐敦を経由して油麻地まで歩く
飲茶をして少し疲れが取れたので、尖沙咀から佐敦を経由して油麻地まで歩いてみた。地下鉄MTRではそれぞれに駅があるので、歩くと結構距離はある。彌敦道(ネイザンロード)を基本に歩きながら、時々路地を覗くという具合に歩いていた。彌敦道は、香港名物の道路にはみ出す看板などが見え、なかなか魅力的ではある。夜歩けばもっとすごいだろうなと思いながら、歩いていた。ただ、足がかなり疲れたので、時々見つかる公園で次の行き先を決めるために休憩し、それから歩くということを繰り返していた。市場では、豚や鶏肉の販売をしているところもあり、香港の生活を垣間見る思いであった。油麻地では、ブルース・リー・クラブという店に入ってみた。何故か日本のフィギュアなどが多く入っているビルの2階にあるのである。特に買う物がなかったので、見るだけだったが、「燃えよドラゴン」の2枚組Special Edition DVDが高値で売られていたのには微笑した。ちなみにこのDVDは僕は所有している。
九龍城を散策する
油麻地まで来た後、次をどこにしようと考えた。時間は2時ちょっと前で時間はある。それで九龍城に行ってみることにした。九龍城にはバスで行くしかないが、「地球の歩き方」では、尖沙咀のスターフェリー乗り場前のバス停からの乗り方しか書いていなかった。それで油麻地から尖沙咀までMTRで戻り、1Aという路線のバスに乗って九龍城まで向かった。1Aという路線は、途中まで彌敦道を経由するので、実は油麻地でも乗れたのだが、バス停の場所がよく分からなかったので、これはやむを得ないと思った。2階建てバスの2階前方に座れたので、眺めが良かった。バス停の獅子石道で降りると、目の前が九龍城である。街並みを抜けると九龍寨城公園が広がる。元々は外敵から防御するために作られた砦で、その後イギリス植民地時代、日本占領下をくぐり抜け、一時期は悪の巣窟とまで恐れられた住宅地になっていたが、1996年には市民憩いの場として、公園に再開発されたところである。一部は昔の建造物や石碑が立ち並び、雰囲気がある公園である。ここを観光した後、暑いのでスマイル・ヨーグルト&デザート・バーというスイーツ店に入った。有名パティシエであるトニー・ウォン氏が開店したヨーグルトのスイーツ店で、値段はそれなりに高いが、甘さ控えめのヨーグルト・スイーツは、体を落ち着かせるのにはちょうど良かった。
四川面譜という四川料理店で夕食をとる
九龍城を見物した後に、再び反対側の1Aバスに乗り、尖沙咀まで戻ってきた。本日の最後はシンフォニー・オブ・ライツを見ることだったので、それまでの時間に夕食を取ろうと思った。スターフェリー乗り場から、とりあえずビールの飲めるレストランを探していたら、見つかったのがMTR尖東駅の上にある四川面譜という四川料理のレストラン。とりあえず入ってみることにする。時間は5時と早かったので、一人でも大丈夫だった。食事はかなり高め。青島ビール中ジョッキと回鍋肉、炒飯とミネラルウォーターを頼んで、402香港ドルだった。しかし、味は悪くない。回鍋肉の量は大したことはないと思ったが、炒飯は多分1.5人前か2人前ぐらいある。炒飯はエビが入っていて、味付けは薄め。少々物足りない感じもあったが、量を考えるとこのくらいの味付けがいいのかもしれない。途中からどうも日本人のツアー客が入ってきたらしく、店内は賑やかになった。ツアーで仕組まれているくらいだから、それなりの店なのだろうと判断し、自分の選択が悪くないことに悦に入っていた。
シンフォニー・オブ・ライツを見物する
食事が終わったのは6時頃。一旦MTR尖沙咀駅まで行き、会社ばらまき用のお土産を買ってから、プロムナードに向かった。夜8時から行われる夜景のショー、シンフォニー・オブ・ライツを見物するためである。既に1時間半前だというのに、人でプロムナードはごった返していた。場所を確保し、夜風に吹かれながら、日が暮れてだんだん映えてくる香港島の夜景を眺めていた。シンフォニー・オブ・ライツは、ネットの情報でしょぼい、という意見もあったので、iPhoneで写真を撮るか、ビデオを撮るかを考えて、写真にした。8時ちょうどからショーはスタートした。時間にして15分だったが、残念ながらネットの情報通り、しょぼい。サーチライトやレーザー光線がビルの屋上から乱舞するのであるが、雲が比較的低い位置に存在しているので、ライトやレーザーの効果がかなり下がっていたのである。つまりよく見えないのである。これではただの夜景を見ているだけでショーの意味はあまりないなと、ちょっとがっかり。ただ、元々の香港島の夜景自体は魅力的だったので、それは楽しめたと言える。
ショーが終わってから、再びHMVに赴いた。ブルース・リーのBlu-rayを買うか買わないか悩んで、最終的に「燃えよドラゴン」だけ買うことにした。香港版は、オープニングの映像がアメリカ、日本版と違うので、それのコレクションという意味合いがあった。字幕に英語が入っているとジャケットには書いてあるので、多分見るのに苦労はしないだろうと思う。そうでなくてもレーザーディスクの頃から何回か見ている映画なので、ストーリーは頭の中に入っている。
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