ARABIA 3D(Blu-ray 3D)
邦題 | – | |
レーベル | IMAGE ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2011年 | |
上演時間 | 46分 | |
監督 | グレッグ・マクギリヴレイ | |
ナレータ | ヘレン・ミレン、ロバート・レイシー | |
画面 | 1.78:1/アナモルフィック | |
音声 | dts-HD MA 5.1ch 英語、フランス語、スペイン語 | |
字幕 | – |
あらすじ
アラビア半島では、過去2000年の間に巨大な帝国が栄えたことがある。現代の研究者たちは、遺跡からこの「ゴールデン・エイジ」を探求し、それを研究結果として公表をする。
レビュー
IMAXのドキュメンタリーフィルムを製作しているグレッグ・マグギリヴレイが、今回題材に選んだのはアラビアです。このアラビア半島の歴史や風習を46分という手頃な時間に収めた映画がこの「ARABIA」です。
作品としては、ナレーターのヘレン・ミレンと、歴史研究家であるロバート・レイシーがアラビア半島の歴史、風習、生活様式などについて、遺跡を紹介したり、CGによる歴史の再現をすることにより、アラビア半島の謎を解説しています。
その中で、かつてはアラビアの帝国は、アジアの一部、アフリカの一部、ヨーロッパの一部まで支配していたことが語られたりしますが、その歴史もやがて崩壊し、それが今はわずかに遺跡として残るのみとなっています。
また、アラビア半島はメッカであり、多くの人が巡礼をすることでも有名で、その紹介もしています。個人的には、アラビアという日本人にはあまり縁がない地域を理解するのには役に立っているかと思います。
日本人には縁がない地域ではありますが、実際は原油の産出国であり、その点で言えば日本人と縁深いものがあります。この原油の産地国というのが今のサウジアラビアの大きな特色を出しているのではないかと思います。
IMAXドキュメンタリー映画は日本では、フィルム版IMAX劇場がほとんど全滅に近い状態ですので、観られる機会がほとんどありません。こういう輸入盤Blu-rayで観賞するというのが、日本での唯一の可能性のある観賞方法だと思います。
映像は3D Blu-rayですので、3Dで観賞しました。前述のように元々はIMAX上映用のドキュメンタリー映画ですから、映像の鮮明さ、3D効果、レンダリングの美しさなどは抜群です。劇場用映画では奥行き感が強調されるきらいのある3D映画ですが、本作では適度に飛び出す映像も用意されていて、魅力的です。音響はdts-HD MA 5.1chで観賞ですが、サウンドトラックがサラウンドに配置されていて、ナレーターがセンタースピーカー、効果音が全チャンネルという区分けをされていますので、明瞭度が十分で、映像と見事に同期しています。
コメント