CASINO ROYALE
邦題 | 007/カジノ・ロワイヤル | |
レーベル | SONY PICTURES HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2006年 | |
上演時間 | 144分 | |
監督 | マーティン・キャンベル | |
出演 | ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン | |
画面 | 2.40:1/アナモルフィック | |
音声 | DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語、スペイン語 DOLBY DIGITAL 2.0ch フランス語 |
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字幕 | 英語、フランス語、スペイン語 |
あらすじ
ジェームズ・ボンドの若き日を描いた一品。ボンドは国際テロ組織を追いかけ、ル・シッフルという男と対峙する事になる。ボンドのパートナーとして、ヴェスパーという女がつき、彼を影から支えていくことになる。ル・シッフルの資金源を絶つために、カジノ・ロワイヤルで、ポーカーのゲームに参加したボンドは、彼に襲い掛かる数々の試練を乗り越えていく。
レビュー
ジェームズ・ボンドの小説デビュー作を描いたのがこの「カジノ・ロワイヤル」です。まだ、007 を名乗っていない頃から話は始まります。物語冒頭は白黒で、ボンドが 007 の称号を得るまでの模様を描いていて、二人の殺人を成し遂げた様を描いています。
ボンドは、国際テロ組織を叩き潰すために、孤軍奮闘します。物語の緒盤では、組織の一員である男を追い、クレーンでの戦いを見せてくれます。そして、彼を殺してしまいますが、携帯電話の暗号を手がかりに国際テロ組織を追いかけていきます。
途中、航空機爆破事件を阻止したボンドは、テロ組織の一員である、ル・シッフルという男を追いかけることになります。彼の資金源を絶つために、ボンドは、ポーカーゲームで彼と対峙する事になります。物語の重要な局面で、アクションシーンではなく、ポーカーゲームが選ばれるというのも、いかにも 007 らしくて、いい感じです。
ポーカーゲームの途中でもボンドに襲い掛かる数々の試練があって、物語を飽きさせないものがあります。ボンドに勝たせないように、ル・シッフルの女が、ドライ・マティーニに毒薬を入れて、ボンドがそれを飲んでしまうシーンなどは、スリリングの一言に尽きます。
最終的にボンドはポーカーで勝利を手にしますが、その直後、ル・シッフルに拉致されてしまい、金の返還を要求されることとなります。ここの拷問は、いかにも痛そうで、観ていて身につままれるものがあります。
ボンドに手を貸すことになるヴェスパーは、最初ボンドと反目をしていますが、次第にお互いが惹かれあうようになります。これはボンド映画のお約束みたいなもので、ボンドガールの面目躍如といったところでしょうか。彼女も拉致されてしまい、拷問を受けることになります。
しかし、物語がこの 1 作で完結していないというのも、今回の特長ではないかと思います。今回の敵の一人であるル・シッフルは、組織の末端の一人みたいなものであり、途中で組織に殺されてしまいます。物語がこれで終わるかと思われた瞬間、ヴェスパーが金を持ち出し、最後のアクションシーンに移る様は、観ていて意外な驚きを持って終局へと向かいます。
物語ラストも、次回へ続く、みたいな展開になっていて、なんか中途半端に印象を受けます。実際次回作は、この続きとなっているそうなので、物語は、そこで解決をするのでしょう。
画質については、映像が大変きれいで、色載りもしっかりとしています。どちらかというと、ビデオ調の画質になるかと思われますが、マイアミのまぶしい光の加減がよく捉えられているかと思います。サウンドは 2ch ステレオで観ましたが、アクションシーンは、派手なサウンドで迫力がありました。
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