CRANK
邦題 | アドレナリン | |
レーベル | LIONS GATE HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2006年 | |
上演時間 | 87分 | |
監督 | ネヴェルダイン / テイラー | |
出演 | ジェイソン・ステイサム、エイミー・スマート | |
画面 | 1.85:1/アナモルフィック | |
音声 | DOLBY DIGITAL 5.1ch-EX 英語 / DOLBY DIGITAL 2.0ch 英語 | |
字幕 | 英語、スペイン語 |
あらすじ
殺し屋のシェヴは、組織に捕まり、ある中国製の薬品を投与されてしまう。その薬品とは、絶えずアドレナリンを放出していないと、心臓が止まってしまうというもので、生命の危機にかかわるものだった。解毒剤を探して、シェヴは、ロサンジェルス市内を駆け巡り、自分に薬を投与した人物の行方を必死で追う。
レビュー
B 級映画の主役として最近人気絶頂のジェイソン・ステイサムを主人公にして、時間の期限を切ったノンストップ・アクション映画に仕立てたのが、この「アドレナリン」です。
この映画の肝はたった一つです。アドレナリンを絶えず放出していないと生命の危機に関わる薬を投与された主人公が、そのアドレナリンを放出するために街中で暴れまくるという展開で最後まで突っ走ります。
この薬品を投与されてしまった主人公は、アドレナリンを放出し続けるために、解毒剤を探して犯人のリッキーを探しまくるわけですが、その過程で、相当バイオレンスな展開が待っています。とにかくアドレナリンを出し続けないと生命の危機に関わるわけですから、主人公のシェヴの行動はますます過激になっていくわけです。
途中から、アドレナリンを人工的に生成する薬品を手に入れて、少しスピードダウンしていきますが、そこに至るまでの展開は、かなりアップテンポだと言わざるを得ません。画面の切り替えのシーンなんかでも、観ていて追っかけられないほどに色々な合成画面が登場していきます。
ただし、アドレナリンの放出をするのに、シェヴは、殺し屋ですから、次々と人を殺していきますが、それだけではなく、途中から犯人を捜すのに恋人のイブを巻き込んでいきます。その過程で、街中でのセックスシーンがあるわけで、ここは、爆笑の一言につきるかと思います。
しかし、前述のように画面の合成シーンなどがかなり多いので、観ていて少々疲れてしまうところであり、この辺はなくてもよかったのかな、と思ったりします。特殊効果がかなり派手ですので、観ていて物語の趣向をそぐような感じすら受けます。後半ではあまりそのようなシーンがなくなっていくことから、前半のみの多用で、少々うんざりしてしまいます。場所の移動シーンに Google のマップを使ったのは、ジョークとしか思えません。
画質はフィルム調で、一部加工したような色調の絵が出てきますが、全般的には、少し赤みがかった色調をしています。典型的なフィルム調の色調をなしているかと思います。音響は、2ch ステレオで観ましたが、サウンドトラックの歌が、モノラルっぽい感じで鳴っているのが特徴かと思います。
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