GRAND CANYON ADVENTURE:RIVER AT RISK(Blu-ray)
邦題 | – | |
レーベル | IMAGE ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2008年 | |
上演時間 | 45分 | |
監督 | グレッグ・マクギリヴレイ | |
ナレータ | ロバート・レッドフォード、タラ・デイヴィス ウェード・デイヴィス |
|
画面 | 1.78:1/アナモルフィック | |
音声 | dts-HD MA 5.1ch 英語 / DOLBY DIGITAL 5.1ch フランス語 | |
字幕 | – |
あらすじ
アメリカ西部を走るコロラド川。この川はかつて大地を侵食し、グランド・キャニオンを形成した。しかしながら近年の地球温暖化に伴いコロラド川の源流であるロッキー・マウンテンの雪が減少し、川の水量も減っていっていた。それを確認しに、調査団がラフティングを行う。
レビュー
IMAX映画の一つがこの「GRAND CANYON ADVENTURE:RIVER AT RISK」です。IMAX映画らしく、ドキュメンタリーであると同時に教育的映画になっています。タイトルに「グランド・キャニオン」と入っていますが、グランド・キャニオンがメインなのではなく、コロラド川の水流が減少し、その調査をするというのが作品のテーマになっています。
そういう意味では、「グランド・キャニオン」の歴史や風景を期待すると裏切られる感はあります。もちろんその辺の情報もナレーションや、カメラの撮影で挿入されてはいるのですが、メインはそっちではなく、あくまでグランド・キャニオンを流れるコロラド川のラフティングと言うところにあるので、川と人類の関わりについて語っていると考えたほうがいいです。
映像やナレーションで明らかなのですが、現在でもコロラド川の水量はかなりのものがあります。しかしながら、それでも過去から比べれば、水量が激しく減少していて、今後100年ではかなりの減少が見込まれるところがあります。
そのコロラド川のラフティングのシーンは、かなりの迫力です。さすがはIMAXカメラで撮影されているだけあって、臨場感が申し分なく表示されています。ただ、それだけではなく、過去の歴史等が随所に挿入されるので、作品の出来としては今ひとつのような気がします。結局、タイトルと内容が少々乖離しているのが原因だろうと思います。
グレッグ・マクギリヴレイ監督のドキュメンタリー映画では、ナレーターと音楽担当を有名人が担当しているのが常ですが、今回のナレーターは、名優:ロバート・レッドフォードが担当し、音楽を担当しているのが「デイヴ・マシューズ・バンド」というのは面白い組み合わせだと思います。この辺は若者にも映画を見てももらいたいという意図があってのことだと思います。
映像は1.78:1のフルハイビジョン映像です。元がIMAXなのでおそらく上下が少しカットされて収録されていると思われますが、映像の鮮明度と、色ノリの良さ、前述の通り迫力感はなかなかなものがあります。音響はdts-HD MA 5.1chサウンドで、音楽をサラウンドに回し、フロントをナレーションや環境音、サラウンドも環境音とある種の効果を狙っているのがよく分かります。
コメント