STAR WARS:CLONE WARS VOLUME TWO
邦題 | スター・ウォーズ/クローン大戦 VOL.2 | |
レーベル | 20th CENTURY FOX HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2005年 | |
上演時間 | 64分 | |
監督 | ゲンディ・タルタコフスキー | |
声の出演 | マット・ルーカス、ジェームス・アーノルド・テイラー | |
画面 | 1.78:1/アナモルフィック | |
音声 | DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語 DOLBY DIGITAL 2.0ch 英語、フランス語、スペイン語 |
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字幕 | 英語 | |
THX仕様 |
あらすじ
クローン大戦は、ますます激化の一方をたどっていた。そんな中、オビワン・ケノービのパタワンだったアナキン・スカイウォーカーは、一人前のジェダイの騎士として認められる。アナキンは、アミダラ女王と恋仲になっていたが、ジェダイの騎士の使命に苦しんでいた。そんなとき、ある惑星に着いたオビワンとアナキンは、現地のエイリアンとの接触により、分離主義者の基地の破壊を果たすこととなる。一方首都コルサントでは、グリーヴァス将軍率いる軍隊が、パルパティーン上院議員の誘拐を図っていた。それを阻止しようとするジェダイの騎士だったが、相手の力のほうが上だった。誘拐されたパルパティーンの行方は、どうなるのか、メイス・ウィンドウは、オビワンとアナキンに救出を命じる。
レビュー
「スター・ウォーズ エピソード 2」と「スター・ウォーズ エピソード 3」のブリッジストーリーとして、CATV 局のカートゥーン・ネットワークで放映されたのが、この「スター・ウォーズ/クローン大戦 VOL.2」です。前作が好評をもって迎えられたために、制作されたもので、今回は、1 話 12 分の話を 5 回放映することで完結をしましたが、この DVD は、前回までの話などを抜いて、そのまままとめたものを収録しています。
前作「クローン大戦」と同じく、クローン戦争の行方を描いたもので、相変わらずのアップテンポでストーリーを描いていきます。多数の戦闘が切り替わり描かれているので、観ていて飽きることがありません。ただ、今回は、元々が 1 話 12 分という時間制約の中で作られたせいか、前作と比べて、多少物語を描いているといえるでしょう。
それは、アナキンが、氷の惑星でエイリアンと遭遇し、己の行く末を観るシーンなどで描かれているといえます。壁画の絵が動き、アナキンらしき人物の絵が、パワーを付けていき、自滅するシーンなどは、「エピソード3」を予感させるものとして、欠かすことの出来ない描写であるといえるでしょう。その後、アナキンは分離主義者の基地を破壊し、囚われの身となっていたエイリアンを救出することで、少し進歩を図るのですが、この先の不安を感じさせずに入られません。
物語は、アナキンの自分の行く末を探る旅と共に、惑星コルサントへの分離主義者の攻撃と、グリーヴァス将軍によるパルパティーン上院議員誘拐事件を中心に描いていきます。グリーヴァス将軍は、物語冒頭で、ジェダイの騎士を次々と倒していきます。圧倒的な強さを持ったマシーンで、彼が登場すると、ジェダイの騎士も危ないぞ、という気にさせてくれる新キャラクターであります。彼と、パルパティーンを守るジェダイの騎士との戦いは、観ていて緊迫感のあるシーンであるといえるでしょう。「エピソード 3」では、絶えず咳き込むグリーヴァス将軍ですが、これの理由も、きちんと描かれており、ちゃんと作ってあるな、と感じさせるところであります。
物語最後は、グリーヴァス将軍がパルパティーン上院議員を誘拐したところで終わります。これが、「エピソード 3」の冒頭に繋がるようになっているところが、作品の出来の良さを示していると思います。パルパティーン上院議員は、アニメで観ていても腹黒いところを見せているようで、「エピソード 3」での秘密の暴露を予感させるところがあります。
映像、音響ともルーカスフィルム認定の THX 仕様ということで文句なしです。サウンドは、何故か 5.1ch サウンドが導入されていますが、DOLBY SURROUND チャンネルも存在していたので、そちらで鑑賞しました。2ch ステレオでも、迫力のある立体音響を聞かせてくれます。映像も、すばらしいレンダリングを見せてくれます。
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