THE EXPENDABLES 3(Blu-ray)
邦題 | エクスペンダブルズ3 ワールドミッション | |
レーベル | LIONS GATE HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2014年 | |
上演時間 | 131分 | |
監督 | パトリック・ヒューズ | |
出演 | シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、メル・ギブソン | |
画面 | 2.40:1/アナモルフィック | |
音声 | DOLBY ATMOS 英語 DOLBY DIGITAL 5.1ch スペイン語 |
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字幕 | 英語、スペイン語 |
あらすじ
犯罪者として捕まっていたドクを救助した傭兵軍団、エクスペンダブルズは、そのままソマリアで武器商人を排除する作戦を敢行する。しかし、ソマリアでの作戦は失敗に終わる。敵のボスがかつてバーニーとともに仕事していて、バーニーが殺したはずのストーンバンクスだったのである。ストーンバンクスに仲間をやられたバーニーは、今のエクスペンダブルズをおいて、若いメンバーを新たに招集する。CIAエージェントのドラマーからも、ストーンバンクスが武器商人として暗躍していることから、バーニーにストーンバンクスを捕らえるよう指示が来る。バーニーと若い仲間たちは、ストーンバンクスを捕らえるが、彼に逆襲され、若い仲間はストーンバンクスの人質になる。バーニーは単独で若い仲間を救助に向かおうとするが、馴染みのメンバーもバーニーに合流し、若い仲間の救出と、ストーンバンクスの始末に動き出す。
レビュー
アクション映画の大物、シルヴェスター・スタローンを始め、ジェイソン・ステイサム、アントニオ・バンデラス、ドルフ・ラングレン、メル・ギブソン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ハリソン・フォードと、80-90年代を代表するスターたちが一堂に会した映画が、この「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」です。大ヒットを記録したシリーズの第三弾になりますが、今回の映画の評価は低く、映画の興行収入としても制作費を上回ることができず、失敗とされています。
個人的には、この映画は結構楽しめた口ですが、それはとにかくアクションスターが一堂に会して、活躍をするという点に尽きるかと思います。今回はなんとハリソン・フォードにメル・ギブソンといった現在でも活躍しているスターたちが出演しているのも、見応えある点かなと思います。ただ、ストーリー的には、辛い評価になるのもうなづけるところはあります。
話は、かつてバーニーとともに活躍したエクスペンダブルズのメンバー、ストーンバンクスが武器商人として暗躍していて、バーニー率いるエクスペンダブルズのことを知り尽くしていることから、バーニーが新しいメンバーを招集し、ストーンバンクスを退治しようとするが、失敗をしてしまい、かつての仲間と共に再び立ち上がるという、燃える展開になっています。
ただ、登場キャラが多すぎることから、各キャラの見せ場が少なく、どうしても焦点が当たるキャラが一部に限られてしまい、その分アクションが分散されてしまうところはあります。特にハリソン・フォードやアーノルド・シュワルツェネッガー、ジェット・リーなどは今ひとつ見せ場が限られ、残念なところがあります。
今回の敵役であるストーンバンクスを演じたメル・ギブソンは存在感たっぷりですが、その目的が明瞭ではない感じはします。もっと悪役としてバーニーと対峙する感じがあればもっと面白くなったと思うのですが、そこの存在感が希薄で、ラストの対決も取ってつけた感じはします。
物語もストーリーありきというより、どうアクションシーンを展開させていくかがメインで、話そのものはあまり重要視されていない感じはしています。そのため、アクションの場面は印象に残るのですが、さて、ストーリーはどうだったかというと、記憶にあまり残らない少々残念な映画になっていると思います。
映像はフィルム調で暖色系の色調をしていますが、色乗りは十分で、カラフルに彩られていると感じます。解像度も十分で、緻密な映像を楽しむことができます。音響はシリーズ初のDOLBY ATMOSです。銃撃シーンはあまりインパクトを感じるものではありませんが、空間に音が充満する様子は十分に堪能でき、音響効果だけで映画の魅力がワンランクアップしていると言えます。
今回鑑賞したのは、家庭用の年齢指定なしバージョンです。Blu-rayには劇場公開バージョンも入っていますが、年齢指定なしバージョンは、劇場でPG13の指定だったのを、セリフやアクションシーンとか追加しているようです。
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