THE EXPENDABLES(Blu-ray)/エクスペンダブルズ/輸入盤DVDで観た映画のレビュー

THE EXPENDABLES(Blu-ray)

THE EXPENDABLES Blu-rayジャケット 邦題 エクスペンダブルズ
レーベル LIONS GATE HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2010年
上演時間 103分
監督 シルヴェスター・スタローン
出演 シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム
ジェット・リー
画面 2.40:1/アナモルフィック
音声 dts-HD MA 7.1ch 英語 / DOLBY DIGITAL 5.1ch フランス語
字幕 英語、スペイン語

あらすじ

命知らずの傭兵集団、エクスペンダブルズは、南米の小国、ヴィレナ島の独裁政権、ガルザ将軍を倒す使命を請け負う。ガルザ将軍はアメリカで法を守る立場だったモンローの指示のもと、麻薬の生産、密輸を受け持っていた。ヴィレナでバーニーらを受け待ち受けていたのは現地のガイド、サンドラだった。サンドラは島の様子を紹介するが、ガルザ将軍配下の兵士に見つかり、決死の脱出を試みる。しかし将軍の娘であったサンドラは、脱出を拒否し、モンローに捕まり、尋問を受ける。バーニーはサンドラ救出のため、単身島に戻ろうとするが、仲間もついてくることになる。その前に立ちはだかったのは、かつて仲間であったが、精神的不安定になり、メンバーを外れたガンナーだった。ガンナーはモンローに雇われ、バーニーらの抹殺に動いたのだった。

レビュー

還暦を過ぎてもアクション映画の第一線で活躍し続けるスター、シルヴェスター・スタローンを中心に、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ミッキー・ロークなど、単独でも主演を受け持てるアクションスターが集結して作り上げた大作が、この「エクスペンダブルズ」です。そのアクションスターの集結に世間の話題を集め、大ヒットを記録しています。

物語としては、よくある独裁政権を倒すヒーローの活躍、という話ですが、今回のヒーローは使い捨ての傭兵集団というところが新鮮味を出していると思います。主人公バーニーが仕事を請け負うのはCIAから極秘に自分たちの生命がどうなろうともCIAは関与しないという条件の元に、傭兵として戦いを挑むというところに色があると思います。

そんなバーニーを中心に個性豊かなアクションスターたちが集結をしているのですが、物語を見ていますと、バーニーを演じたスタローンを別にすると、活躍の度合いが大きいのは、リーを演じたジェイソン・ステイサムではないかと思います。彼は特に前半のヴィレナ島での潜入調査とその脱出シーンで、スタローン顔負けの活躍をし、印象を大きくさせていると思います。

また、ジェット・リーとドルフ・ラングレンは、かつては仲間だったが、今回の戦いで敵同士になると言う展開の中、印象に残るマーシャル・アーツを見せてくれます。もちろんヒーロー側はジェット・リーの方ですので、彼がどちらかというと優勢な戦いをしていなければならないのですが、その辺はきちんと表現していると思います。

その他のメンバーはクライマックスのガルザ将軍配下の軍隊を撃破するというシーンでそれぞれが活躍をしているのですが、残念なことに、このシーンは全員が帽子をかぶり、夜の中、ぶれたカメラでアクションをしているという悪条件下での撮影のため、誰が誰かよく分からないという欠点があります。まあ昼間のシーンでもアクションシーンは結構カット割が早く、迫力はあるが各人のアクションの動きが見づらいという欠点があるので、しょうがないのですが、この辺はもう少し落ち着いてもいいのではないかと思います。

ストーリーもありきたりな展開ですので、どこまで派手なアクションシーンを見せるかに映画の魅力がかかっているのではないかと思いますが、前半のシーンと、後半のシーンで大規模な爆発シーンを見せてくれますので、これは見所ではないかと思います。サラウンドも効果的で、迫力を感じます。

アクション映画ファンとして見所の一つはスタローンに加え、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーが顔見せ程度ですが登場し、一同に会しているというところだと思います。特にこの映画が公開された2010年は、シュワルツェネッガーは政治家として活躍していて、映画には出ていなかったので、そのファン・サービスには感極まる物があります。

映像は、2.40:1ですが、夜のシーンが多いのもありますが、あまり色合いが鮮明ではない印象を受けました。前述のようにアクションシーンは夜のシーンが多いのですが、誰が誰だか分からないという欠点を持っていますので、その辺が作品の映像表現としてちょっと残念なところはあります。解像度も少し足りないかなと感じるところではあります。音響はdts-HD MA 7.1chを5.1chにダウンミックスして観賞しましたが、こちらは派手なサウンドデザインで、魅力を感じるところがあります。重低音が爆音で響き、サラウンドで銃撃シーンを再現するという王道のようなサウンドデザインで作品の面白さを表現していると思います。

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