TOY STORY 3
邦題 | トイ・ストーリー3 | |
レーベル | WALT DISNEY STUDIOS HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2010年 | |
上演時間 | 103分 | |
監督 | リー・アンクリッチ | |
声の出演 | トム・ハンクス、ティム・アレン、ジョーン・キューザック | |
画面 | 1.78:1/アナモルフィック | |
音声 | dts-HD MA 7.1ch 英語 / dts-HD MA 5.1ch 英語 DOLBY DIGITAL 5.1ch-EX フランス語、スペイン語 |
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字幕 | 英語、フランス語、スペイン語 |
あらすじ
子供の頃、大切に遊ばれていたウッディやバズたちおもちゃも、アンディが成長するにつれ、次第に遊ばれなくなる。そしてアンディが大学の寮に入ることになり、母親からおもちゃの整理をするよう言われ、ウッディだけ大学に持って行って、後は押し入れに入れることにする。しかし、バズたち押し入れに入れられるはずのおもちゃたちは、手違いでサニーサイド保育所に持って行かれる。アンディに捨てられたと思い込むバズたちは、ウッディの説得にもかかわらず、保育所に入ることを選択するが、そこの子供達の乱暴な扱いに辟易する。ウッディは一人アンディの元に戻ろうとするが、途中で一人の少女と出逢い、おもちゃの扱いの上手さに感心する。そして、バズたちの危機を知り、彼らを救出しようとしていた。その頃、バスたちも保育所を脱出しようとしていたが、保育所のおもちゃのリーダー、ロッツォというクマのぬいぐるみに止められ、バズは初期化されてしまう。
レビュー
大ヒットシリーズ「トイ・ストーリー」の第3弾がこの「トイ・ストーリー3」です。前作「トイ・ストーリー2」からなんと10年ぶりの続編ということで、誰もが驚きましたが、その作品の内容から高い評価を得ています。
今回は、制作の時間の間を埋めるかのように、本当に劇中でも時間が経過していて、おもちゃたちの所有者であるアンディが、成長をして大学に入る、という設定になっています。成長したアンディは、おもちゃたちと遊ぶことも無くなりましたが、それでもおもちゃを大切にしている様子は伺え、母親から「おもちゃの整理をしなさい」と言われても、ゴミ扱いしたり、別の子供に寄付をしたりということをしない、心優しい青年になっています。
しかし、ふとした手違いからそのおもちゃたちが、サニーサイド保育所に寄付されてしまうことから、物語が本格的に動き出します。アンディに捨てられたと勘違いしたバズたちは、保育所のおもちゃの主であるロッツォに歓迎され、新しい子供達のおもちゃとして第二の人生を歩もうとします。
が、それが幸せでないことは、子供達のおもちゃの扱いを見ていれば、一目瞭然です。この辺はおもちゃと子供の関係がよくわかり、アンディがいかにおもちゃに愛情を注いでいたかが、よくわかるようになっています。保育女の子供達は、実に粗雑で、バズもジェシーもひどい目に遭わされます。それで、バズたちは脱出を図るわけですが、それをロッツォに止められます。
ロッツォの人生も悲惨な感じはしますが、それが彼の勘違いであることも後で明らかにされます。しかし、その勘違いした悲惨さが、彼を頑なな思いにさせ、脱出しようとしたバズたちを監禁します。バズがここでリセットされ、ジェシーたちを監視する役目になるのは、ちょっとハラハラさせられます。
その彼らを救おうと、一人ウッディが活躍するのですが、途中でリセットされたバズがスペイン語バージョンに変わってしまったり、と結構面白いところがあります。そして、脱出を図るウッディたちと、それを阻止しようとするロッツォの戦いが、両者の人生の違いを表していて、感慨深いものがあります。
ラストは、意外な展開になって、結構感動させられるものがあります。ウッディたちは無事アンディの元に戻れるのか、おもちゃを大切にしてきたアンディの撮った最後の行動は、といったことにまとまりを与え、納得をするラストになっています。
ちなみに登場するおもちゃの中に、宮崎駿監督の「となりのトトロ」のトトロが登場し、日本のファンにはちょっとしたサプライズを与えています。アメリカでのCGなので、ちょっとデザインは違いますが、間違いなくトトロで、面白かった一点であります。
画質は元々がCGによる画面なので、大変クリアかつ高精彩度の画像になっています。ノイズも何もなく、Blu-ray独特の映像の美しさを堪能できる画像になっています。音響も7.1chのサラウンドが要所要所で効いていて、映画の面白さを感じさせるサラウンドになっています。映画館での上映でもDOLBY SURROUND 7.1chでの再生だったようですので、元から7.1chサラウンドであると言えます。
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