TRANSFORMERS
邦題 | トランスフォーマー | |
レーベル | DREAMWORKS HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2007年 | |
上演時間 | 143分 | |
監督 | マイケル・ベイ | |
出演 | シャイア・ラブーフ、タイリース・ギブソン、ジョシュ・デュアメル | |
画面 | 2.35:1/アナモルフィック | |
音声 | DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語、フランス語、スペイン語 | |
字幕 | 英語、フランス語、スペイン語 |
あらすじ
サムは、父から中古の自動車を購入してもらうが、その車は、ロボットに変形をする特殊な車だった。驚くサムに、次々とロボットに変形する車が登場する。ロボットのリーダーは、オプティマス・プライムといい、はるか彼方の惑星からやってきたのだった。ロボット達の目的は、エネルギーの源であるキューブの発見をすること。しかし、敵であるメガトロンもキューブの発見を狙っていた。かくして、善と悪のロボットの戦いが人間を巻き込んで始まってしまう。
レビュー
1980 年代に大ヒットしたアニメを実写化した作品がこの「トランスフォーマー」です。この作品も 2007 年の夏に公開され、大ヒットを記録しています。
物語は、基本的には、人間とロボットの戦いを主軸においています。元々は、ロボット通しの戦いを主軸に置いたものがアニメになっていたわけですが、それでは映画化しづらいだろうと思ったのか、この「トランスフォーマー」では、人間のサムを主軸にして、ロボットのエネルギー源であるキューブを争う戦いに描き方が変わっています。
サム以外にも、軍人の描き方など、物語最初は、奇妙なロボット達と、人間の戦いに描き方は主眼が置かれています。カタールでの変形ヘリコプターと、軍隊の対決など、人間の攻撃が全然効かない様が描かれ、ロボットたちの手強さがこれでもか、というくらいに描かれています。
しかし、主人公は、サムと、そのガールフレンドになっていて、彼らが買ってもらった車がロボットに変形していく様を驚きながら受け入れていく様子が物語初盤から中盤に置ける描き方であります。そして、サムはただ主人公というだけではなく、祖父の発見した物体をめぐって、善悪のロボット達が入り乱れていくようになります。
物語中盤では、善のリーダーであるオプティマス・プライムがサムに協力を要請する様が描かれていて、サムは次第に物語渦中に描かれていきます。ガールフレンドのミカエラも最初は、サムのことを鼻であしらっていたのに、次第に彼に協力していくことになります。この辺は、物語の定石どおりだと思います。
物語後半になりますと、エネルギー源であるキューブをめぐって、善と悪のロボットと人間が入り混じった戦いが描かれていきます。この戦いは迫力があるのですが、マイケル・ベイお得意の画面で何が起こっているのか分からない描き方によって、迫力はあるのだが目がちかちかするという状態になってしまいます。ロボットの変形シーンも凄いのですが、ちょっとやりすぎの感もなきにしもあらずです。
そんななか、サムは、キューブを守ろうと悪戦苦闘するのですが、メガトロンの追撃が厳しく、危機を迎えてしまいます。それを守ったのはオプティマス・プライムで、オプティマス・プライムとメガトロンの戦いは、見所の一つだと思います。
画質は、くっきりはっきり調で原色の発色が美しい物になっています。そのために、多少自然な発色を妨げている感もあるのですが、CG の発色とあわせる意味合いもあるのではないかと思います。音響は、5.1ch サラウンドを 2ch ステレオで観ましたが、迫力あるサウンドフィールドが形成されています。
コメント