羽田空港制限区域内見学バスツアー&ホテルランチ

羽田空港制限区域内見学バスツアー&ホテルランチ

2025年3月22日

はじめに

「羽田空港制限区域内見学バスツアー&ホテルランチ」開催の案内を見たのは、iPhoneアプリの「セゾンPortal」だった。2025年2月中旬のことで、その頃、所有していたセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードからセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードへのアップグレードのインビテーションが届いていて、「せっかくなのでインビテーションを受けよう」と、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードにアップグレードした。インビテーションの特典として、カード切替日の翌月末日までに1円でも使えば、カードの初年度年会費は無料になるというので、色々物色をしていたところであった。

そんな中、「羽田空港制限区域内見学バスツアー&ホテルランチ」の開催案内を見た。土日の開催だし、半日ツアーなので気楽そうで参加してもいいかなと思った。当然セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードでツアー代金を支払うから、初年度年会費はタダになるのも大きかった。ツアー代金は15300円と高めではあった。しかし、開催スケジュール表を見ていたら、土曜日開催のツアーは満席近かったので、慌てて3月22日、土曜日のツアーに申し込んでいた。

福岡にいた頃、同じようなツアーは福岡空港でも開催されたことがあったが、福岡空港では見に行くことはなかった。福岡に住んでいた頃は、実家への帰省やコンサート観戦のために年数回、福岡-羽田を往復していたので、羽田空港は馴染みがあるが、一般人が入れない制限区域内の見学というのは面白そうだと思っていた。

実は、日帰り旅行をするのは、2012年に熊本の阿蘇に行って以来である。2024年は福岡から横浜に引っ越すのに時間も金も使ったため、旅行に全く行けなかった。だから、半日ツアーとはいえ、旅行をするのは久しぶりである。

羽田空港までは自分の足で向かう

3月22日、土曜日は朝6時に起きた。「羽田空港制限区域内見学バスツアー&ホテルランチ」は、羽田空港第2ターミナルの羽田エクセルホテル東急入口前に9:30に集合になっていたので、自分の足で羽田空港まで向かわなければならなかった。幸い、横浜に引っ越しした時、実家に帰りやすい土地を住まいに決めたため、羽田空港までは京浜急行1本で行ける場所に住んでいた。なので7:45ごろに家を出て、羽田空港第2ターミナルに向かった。

福岡に住んでいた時に羽田に向かう便は、スターフライヤーとかスカイマークが常だった。なぜならば、運賃が安いからである。そのスターフライヤーの福岡-羽田便とスカイマークは羽田空港第1ターミナルを利用していた。なので、羽田空港といえば僕にとっては第1ターミナルしか知らない。第2ターミナルはほとんど用のないターミナルだったので、新鮮に感じた。9:00過ぎに京浜急行の羽田空港駅に到着し、トイレに行ってから集合場所である第2ターミナルの羽田エクセルホテル東急の入り口に向かった。

ツアー参加者は40人ぐらい

集合場所に行くと、すでに受付が始まっていた。僕はセゾンカードのPortalアプリで開催を知ったのだが、実際の主催者は、株式会社セブンカルチャーネットワークというところが行っていた。だから、セゾンカード所有者以外でもセブンカルチャーネットワークにユーザー登録している人は、このツアーのことを知って、申し込んでいるようである。

受付では、自分の名前を告げ、事前に書いて捺印もしておいた誓約書を係員に渡した。制限区域内という特別な場所を見学するために、色々見学に制限がかかり、そのためにそれに違反しないという誓約書の提出が必要になったのである。

参加者は大体40人ぐらいだった。小さい子供連れはおらず、家族連れでも子供がそれなりに年齢を重ねた家族が多かった。もちろん、僕みたいな一人参加の人もそれなりにいる。

9:30の集合時間には全員揃っていたので、身分証明書である運転免許証の提示と引き換えに、羽田空港の係員の方から名札をいただいた。制限区域内を見学するというので、国土交通省から認可を受けた名札を見学中は首に下げておくように、と指示を受けた。

バスに乗車し、羽田空港制限区域内見学バスツアーを堪能する

名札をいただき、また、ツアーの注意事項が書かれた書類を渡されてから、バスに乗り込んだ。バスは観光バスであるが、制限区域内見学ではバスからは降りることは許されず、また、バスの窓を開けることすら許可されていなかった。さらにデジタルカメラやスマートフォンのカメラによる撮影が許可されている場所も制限がかかっていた。このようにかなり厳しい制約があった。

バスに乗車して、少し走ってから、まず手荷物検査場に着いた。一般の飛行機搭乗時にも手荷物検査場を通過しなければならないが、車やバス等で制限区域内に入る際には、必ず制限区域内に入る許諾を得るための手荷物検査場を通過する必要があるようだった。唯一バスから下車できたのはこの手荷物検査場だった。バスから下車後に名札で名前のチェックを受け、一般旅行客が飛行機搭乗時に行う手荷物検査と同じ検査を受けた。全員が手荷物検査を受けて問題がないと分かったので、再びバスに乗車し、手荷物検査場を後にした。

バスは第2ターミナルを左にしながら空港内を走り始めた。まずは、飛行機を格納するハンガーを見て回った。残念ながらここは機密情報があるので撮影が禁止されていた。なので、写真の掲載はできない。しかし、柱が一本もない巨大なハンガーと、そこの中に格納されている巨大な飛行機を見ると、スケールの大きさを実感できた。

続けて、バスは飛行機に燃料を供給する燃料タンクと、飛行機がエンジンを動かす時の防護壁であるブラストフェンスを通過し、A滑走路で飛行機が離陸するのを見ることができる場所に着いて、ここで停車した。ここは撮影許可が出ていて、バス車内から飛行機が離陸するのを見ることやカメラで撮影することができた。バスの座席位置は予め決められていて、僕の座る座席は最後方の左側というあまりいい席ではなかったが、バスは途中で左右の位置を変えて見学できるようにしてくれたので、飛行機の離陸を間近に見ることはでき、自分的には不満ながらiPhoneのカメラで写真と動画を記録することもできた。バスの中からなので、飛行機の大轟音は残念ながら聴けなかったし、窓の位置との関係で、上手い具合に写真や動画を収められきれなかった。

A滑走路から離陸する飛行機を見た後は、A滑走路をくぐる2kmにも及ぶトンネルを経由し、国際貨物を置く場所を通過して、国際線ターミナルである第3ターミナルを通過し、駐機場に泊まる飛行機を眺めていた。先ほども書いたように僕の座席は左の最後方だったので、残念ながら駐機している飛行機を見るのには不向きだった。向かって右側に飛行機が並んでいるのだが、どうしても右の座席に座っている人の頭と、バスの窓の間からしか飛行機が見えないので、見づらかった。

第3ターミナルから第1,2ターミナルに向かうのに再びトンネルを経由し、首都高速を渡る橋を経由した。土曜日ということもあってか、首都高速は混んでいた。

第2ターミナルを今度は左側に駐機する飛行機を見ながらバスは走行していった。おかげで駐機する飛行機は今度は見られた。特に、「STAR WARS」とのコラボレーションでペイントされた飛行機を間近で見られたのには興奮した。ここは撮影許可が出ていたので、写真を掲載しておく。第2ターミナルは一部国際線も利用しているが、国内線は全日空がメインなので、全日空の機体がメインであった。

バスは第2ターミナルを離れ、今度は迎賓館のある方に向かって行った。迎賓館は政府要人が飛行機搭乗前、下車後に利用する建物ではあるが、ここは撮影禁止であった。その後、空港内の消防を担う消防庁舎、国内貨物を経由して第1ターミナルを経由して、最後に再び手荷物検査場に戻った。

手荷物検査場では特に下車はしなかったのだが、検査場の職員の方がバスに乗り込んで、頭数の確認をして、入場時との差異がないことをチェックしてから、手荷物検査場を通り抜けた。

バスは出発地である第2ターミナルに向かった。土曜日で春休みということもあるのだろうが、羽田空港の駐車場に入庫しようとする車の渋滞列がものすごかったのが印象に残っている。

バスは第2ターミナルに着いて、名札を羽田空港の職員に返却して、羽田空港制限区域内見学バスツアーは終了した。ツアー時間は大体90分程度であった。ツアー終了時に、ツアー参加記念としてクリアファイルと御朱印をいただいた。

羽田エクセルホテル東急でホテルランチ

バスツアーが終了した後、トイレ休憩を挟んで、羽田エクセルホテル東急のレストランでホテルランチが提供された。このツアーが良かったと思うのは、一人参加の人たちの席が相席ではなく、個別に設定されていたことである。相席だとどうしてもぎこちない間ができてしまうものだが、個別設定なので他人に気を使うことなく食事ができた。

ドリンクはソフトドリンクはフリードリンクであった。アルコールは有料料金で、僕自身は最近はどこか出かけても昼食時にアルコールを口にすることはないから、ソフトドリンクであるコーラを2杯と、カプチーノを1杯飲んでいた。

ホテルランチはコース料理だった。サラダと、スープ、グリルチキン、ライス、デサートと一通り出てきた。上品な料理であり、量としては若干物足りなかったが美味しかった。春本番の1日であり、90分のバスツアーで興奮していたので、ソフトドリンクのコーラがやけに美味しかった。

ホテルランチの時にセブンカルチャーネットワークの係の人からアンケートへの回答を依頼された。ランチが終わってから、そのアンケートに色々書き連ねた。ホテルランチで食事が終わったら、ツアーは流れ解散である。アンケートを係の人に渡して、ツアーは終了になった。13:00だった。アンケートを係の人に渡した時、次のツアーのパンフレットをいただいた。クルーズ船で東京から釜山に行く1週間のツアーの案内だった。1週間は会社休めないよな、と思いながら興味は湧いていた。

第2ターミナル展望デッキと羽田イノベーションシティにて、飛行機の離陸を見る

13:00にツアーは終わったのだが、ツアーで見た飛行機には若干の不満が残ってしまった。バスの中からという制限があったり、iPhoneの動作が若干怪しくてカメラの撮影に失敗したりしたので、もう少し飛行機が離陸する姿を見たいと思った。13:00でツアーが終わったので、そのまま家に帰っても時間が早いなと思い、まず第2ターミナルの展望デッキに足を伸ばして、滑走路から離陸する飛行機を眺めて、iPhoneで写真や動画を撮ることにした。

展望デッキは屋上かと思っていたら、5階の窓越しだった。しかし、バスの中から見るのに比べると、自由度は高い。iPhone 16 Proの5倍ズームレンズを活用して、滑走路を離陸する飛行機の姿を撮影し、写真と動画に収めた。

ただ、第2ターミナルの展望デッキで見ただけではまだ若干の不満があった。それで、バスツアーの最中に羽田空港の係の方が言われていた、天空橋駅に直結している「羽田イノベーションシティ」の足湯デッキにまで向かった。ここは、滑走路から離陸する飛行機が間近に見られると言われていたので、見に行く気になったのである。

京浜急行で羽田空港駅から天空橋駅まで移動し、「羽田イノベーションシティ」内にある足湯デッキに向かった。確かに、滑走路が間近に見られる。しかし、残念なことに風向きの関係があったせいで、滑走路から離陸する飛行機はなかった。着陸する飛行機だけだった。また、滑走路から距離がかなりあるため、iPhone 16 Proの5倍ズームレンズででも着陸する飛行機は小さくしか撮影できなかった。それでも、広大な飛行場と着陸する飛行機を見られたのにはそれなりの満足感を受けていた。

「羽田イノベーションシティ」の足湯デッキで着陸する飛行機を撮影した後は、一路家路に向かった。土曜日昼の京浜急行羽田線は大変混んでいたが、京急蒲田駅で横浜方面に乗り換えたら、そんなには混んでいなかった。

今回、普段は入れない羽田空港の制限区域内見学バスツアーに参加したのだが、若干の不満はあったものの、総じて満足で、楽しい思いをすることができた。特に昨年は旅行に一回も行けなかったこともあり、その鬱憤をある程度は晴らした気分である。2025年はゴールデンウィークにロンドンに旅行をする計画を立てているが、精神状態が旅行体制になってきているように感じられる。ロンドン旅行も楽しみではある。

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