土岐麻子 LIVE TOUR 2017 “POP UP PINK!” Gate’s7
2017年4月29日
土岐麻子のライブは、2016年のヤフオク!ドームで開催された「肉フェスvs.餃子フェス」のイベントで少しだけ見ている。しかし、ちゃんとしたライブステージはまだだった。今回、2017年1月にニューアルバム「PINK」が発売され、たまたま購入したことから、ライブの開催も知った。プレイガイドを見ていると、すでにチケットは一般発売されていて、いくつかのプレイガイドは、予定枚数を終了していた。しかし、チケットぴあだけは2月中旬の段階で、まだ予定枚数を終了しておらず、一般発売をしていた。そこで、一度は見てみるか、と思い、チケットを購入したのが、今回のライブ参戦の経過である。
ライブ会場のGate’s7というところは知らなかった。中洲の繁華街の中にあり、インターネットサイトを見ていても会場のサイズ感はわからなかった。当日、会場まで訪れて、ようやく会場のサイズ感がわかったぐらいである。その規模はライブ会場としては小さいと思う。定員は200名弱ではないかと思う。チケットは前売りの段階で完売したらしく、全席が埋まっていた。
チケットの整理番号はかなり後の方だったので、席としては後方になってしまった。熱狂的ファンというのでもなく、様子見なところもあったから、後ろの方でもあまり文句はなかった。会場が小さいので、ステージも近い。ただ、前のカップルが少々邪魔で、ステージは見づらかった。
開場予定時間である17:00に予定通りに開場した。ドリンク代が別途チケット代とは別に必要で、500円取られる。せっかくなのでビールを頼んで、開演時間まで待った。せっかくなので、CDの物販も覗いて、CDを1枚買った。
開演予定時間の17:30にライブはスタートした。ライブで付き物の注意事項等もなく、せいぜい、携帯の電源を切るか、マナーモードにするか、という注意事項ぐらい。街のノイズがスピーカーから流れ、1曲目を予感させていた。
本編
- City Lights
- PINK
- Fancy Time
- Peppermint Town
- 脂肪
- さよなら90s Girl
- Rain Dancer
- Blue Moon
- 愛のでたらめ
- Gift~あなたはマドンナ~
- Beautiful Day
- Fried Noodles
- BOYフロム世田谷
- Valentine
バンドメンバーは、ボーカル:土岐麻子、キーボード:Kan Sano、ベース:玉木正太郎、ドラム:澤村一平、ギター:隅垣元佐という構成である。セットリストを見ていても分かる通り、ニューアルバム「PINK」と前作「Bittersweet」からの曲で構成されている。唯一古いのが「Gift~あなたはマドンナ~」ぐらいではないかと思う。
街の騒音から「City Lights」を歌い出し、続けて「PINK」へと繋がっていた。「Fancy Time」のイントロで、「ライブに来てくれてありがとう」という趣旨の挨拶をした。最初の2曲はアルバム通りだったが、ここからアルバムとは構成が変わる。続く「Peppermint Town」でアルバムの最後の曲を歌い、次の曲の流れを作っていく。
「Peppermint Town」の後、MCが入る。アルバム「PINK」とライブの意義づけを語っていた。そして、何故か「深刻なジャガイモ不足ですが」と話をして、「脂肪」を歌った。続いて、「Rain Dancer」へと雪崩れ込む。
「Rain Dancer」の後、「Blue Moon」のイントロに合わせて、「Blue Moon」のタイトルの由来を話す。「男性にはぐさっとくる歌詞かも」と話し、しっとりと「Blue Moon」を歌い上げていた。続けて、「Bittersweet」から「愛のでたらめ」を歌う。この2曲は、「PINK」のプロデューサーであるトオミヨウの製作した曲とのことで、土岐麻子お気に入りのようである。
「Gift」からは、観客を立たせた。観客もそれに応じて、オールスタンディングになる。そして、怒涛の選曲で、観客を乗らせる。「Beatiful Days」のイントロに乗せて、バンドメンバーの紹介。「BOYフロム世田谷」のイントロは、ドラムソロという楽しい演奏で、観客を沸かせた。本編最後の曲は「Valentine」で締めた。本編の演奏時間が1時間20分と、かなり短い。
アンコール
- SPUR
- きみだった
アンコールに応えて、土岐麻子が一人で出てくる。そして、ツアーグッズの紹介をする。今回はアルバム「PINK」かツアーグッズを5000円以上買うと、握手会に参加できる、とのことだったが、僕はアーティストのグッズはほとんど買うことはしないので、握手会は諦めた。どのツアーグッズの「POP UP PINK!」を印象付けるデザインになっていたが、Tシャツが赤青メガネで見ると文字が飛び出すアナログチックな3D仕様になっているのは、笑った。
再びバンドメンバーをステージに呼び、紹介をするが、Kan Sanoがドーナツを食べながら登場し、ドーナツの話題で盛り上がる。土岐麻子は最近ミスター・ドーナツのCMソングを歌ったので、嬉しかったようである。「♪いいことあるぞー、ミスター・ドーナツ」という馴染みの歌声で紹介していたので、なんか面白かった。
アンコールは「PINK」の中で本編で演奏しなかった「SPUR」をしっとりとしたバージョンで歌い上げる。そして、ライブ最後の曲、土岐麻子自身が気に入っている「きみだった」を歌い、ライブは終了した。ライブ全体で見ても、2時間を下回る短さで、かなり楽で楽しめたライブだったと思う。
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