韓国ソウル・板門店ツアー2012年2日目/ソウル市内観光

韓国ソウル・板門店ツアー2012年2日目/ソウル市内観光

2012年5月1日

 2日目は6時半に起床。まず洗面をしてから朝食をとりに一旦ホテルを出た。明洞の街中はさすがに朝ということでガランとしている。眠気覚ましにコーヒー飲みたいなと思い、探したところTOM N TOMS COFFEEというコーヒーショップを見つけた。ここで朝食にトーストとコーヒーを飲んで朝食とした。トーストが5000ウォン、コーヒーが4000円ウォンと結構いい値段するが、トーストは多分4枚切りぐらいの厚さで、しかもたっぷりと生クリームが上に乗っているというカロリー高そうな量だった。

徳寿宮

 ホテルに戻り少し休憩してから9時頃市内観光に出かけた。まずは明洞からほど近い市庁駅の直ぐ側にある徳寿宮を見学することにした。ここは元々1470年に月山大君の邸宅として建てられた慶雲宮がその前身となっていて、その後いろいろな変遷を経て現在の姿があるという。1900年前後の日本の圧政により当時の王がここに住んでいたという歴史もあり、そのせいか園内には当時の西洋風建築物も建立されているという不思議な一面もある。9時半に日本語ツアーもあるというので窓口で聞いてみたら、本日はなしとのこと。なぜかというと5月1日はメーデーでお休みの日だからとのことだった。どうも5月1日は世界中でメーデーらしい。もちろん国民の祝日としてのお休みではなく、労働者だけのお休みらしいが、そのせいで守門将交代式も見られずにちょっと残念な気がした。しかしながら歴史的建築物を見ているのにはなかなか興味をそそられるものがあった。

 約40分ほどで徳寿宮の見学も終わり、歩いて次の景福宮まで移動した。市庁から一直線に道路が伸びていて、途中光化門広場で銅像を見物したりしていた。事前のネット情報で景福宮は本日休みという情報を得ていたが、メーデーなら開園しているかもと思い行ってみたのだったが、やっぱり休園していた。残念と思いながらまた歩いて次の観光名所である昌徳宮まで移動した。

昌徳宮

 昌徳宮は1405年に太宗という王が建立した離宮で、1997年にユネスコの世界文化遺産に登録されている。こちらは観光客がかなりいて、チケット売り場も混雑していた。10時半から一般には解放されていない後苑という場所の特別ツアーもあったのだが、到着した時間がちょっとだけ遅かったのでチケットは買えず。ちょっと残念と思いながら一般解放されている部分だけを観光した。観光客の他にも子供たちの社会科見学が結構入っていて、写真を撮るのも一苦労した。こちらは徳寿宮と違ってエリアが広いので、かなり歩いた記憶がある。韓国の歴史的遺産ということで、見ていて印象に残る建築物が多かった。こちらも大体40分ぐらい見学して、疲れたので売店で休憩を入れた。売店といってもちゃんと休憩スペースもある喫茶室で、座って休憩できたのは助かった。ソウルはかなり気温が高くなっており、夏日を越していたので、ドリンクが美味かった。明洞から昌徳宮まででかなりの距離歩いたので足に痛みが走っていた。

 次にどこ行こうと思って考えたが、東大門をちょっと見てみるかと思った。東大門はファッションの街で、服にあまり関心のない僕としては見る場所のないところだが、うまい店通りという場所があることをガイドブックの地図で知り、昼食にはいいかと思ったのが行くことにした理由である。さすがに歩く気はなかったので鐘路3街まで歩いてから地下鉄に乗って東大門歴史文化公園に行くことにした。地下鉄は、ガイドブックがあったのでまごつきながらも何とか乗れた。チケットを買う時が一苦労で、券売機には日本語解説モードがあるのだが、行き先が英語表記なために分からなくなるのである。料金は安いがチケットがカードになっていて、デポジットで500ウォン取られる。到着地の駅で券を返却すれば戻ってくるという仕組みである。

昌徳宮

 東大門に着いてうまい店通り辺りをぶらついて昼食を品定めをする。ふと目に止まったのがうなぎの店。韓国でうなぎというのも珍しいと思い入ってみることにした。困ったのが店の看板には日本語表記があるのに、店に入ってみるとメニューはハングルのみ。適当に7000ウォンのものを頼んでみたら、うなぎスープというメニューのものが出てきた。スープをそのまま飲むのかなと思ったら違って、白いご飯をそのスープの中に入れておじやのようにして食べるというものだった。これが意外に美味い。うなぎが入っているのかどうかよく分からなかったが、多分エキスは入っていると思う。スープは味噌味で掘り出し物だなと思った。もちろん韓国の定食ということでキムチ等の副食は色々ついてくる。満足して店を出た。

戦争記念館

 東大門を少し歩いてみたが、まあ女性が喜びそうなファッションの店が殆どでちょっと僕には縁遠い世界だったので、移動することにした。どこ行こうと考えたが、三角地というところにある戦争記念館を見学することにした。東大門歴史文化公園から三角地までは地下鉄1本でいけるのでまごつくことはない。戦争記念館は一種の歴史博物館であり、昔の中国や日本との闘いの歴史から日本の植民地時代、朝鮮戦争まで戦争に特化した展示をしているところである。博物館には韓国の兵士も軍の勉強という意味合いもあるのか見学に来ていた。ここが異様だなと思ったのが昔の争いの歴史からずっと戦いに特化した展示になっていて、国の高揚感を上げるような展示になっているところと、特に日本植民地時代からの展示の豊富さなところだろうか。不思議だったのが、昔の歴史では日本語の説明があるにはあったのだが、植民地時代辺りから日本語の説明が一切なくなっているという点である。朝鮮戦争の展示は現在も休戦状態にある北朝鮮と韓国の状況をよく表しているようだが、不気味ですらあった。

 15時ぐらいに戦争記念館を離れ、明洞に戻った。明洞でコーヒーブレイクを入れ、ショッピング街を散策していた。朝と違って人混みがすごい。しかも当然のことながら日本人がとても多い。ここは渋谷かと思うぐらいである。特に買う気もなかったのだけれど、CDショップで店員の口車に乗せられ、少女時代のCDを買ってしまった。

明洞瑞草汗蒸幕

 少し早いが16時40分に予約を入れていた明洞瑞草汗蒸幕でアカスリとマッサージをお願いした。基本料金は汗蒸幕で汗を流し、シャワーを浴びて汗を流して垢すりをするところまでだったが、当然店の人はオプションを薦めてくる。どうしようかと思ったが、やっぱりここまで来たからにはと思い、マッサージのオプションもつけてお願いした。まず最初に汗蒸幕で汗を出すが、あまり水分を取っていなかったせいか、そんなに汗は出なかった。しかし出た後、水分をとって休憩していると次第に汗が出てくる。低温の汗蒸幕で汗を流したらシャワーで汗を落とし、垢すりである。これが気持ちいい。自分でやってもあまり気持ちいいとは思わない垢すりであるが、人にやってもらうとかゆいところに手が届いて快感になってしまうのである。終わった後腕とか触るとすべすべである。その後マッサージ。顔から体全身までオイルを塗ってもらって揉んでもらう。これもまた気持よかった。歩いて疲労していたのでその疲れを感じながらマッサージを堪能していた。

 約1時間半で全てのコースは終わり、店を後にした。予約特典で、この店と提携している阿味笑というお店で食事の無料サービスが受けられるので夕食をここにした。食事はお粥、石焼ビビンバ、参鶏湯の中から選べるようになっているが、石焼ビビンバを選択した。当然ながらビールも追加で注文する。食事無料サービスというと石焼ビビンバだけしか出てこないようなイメージもあるが、実際はおかずも色々出てきて、1人前としては十分な量である。2日目の夜も韓国料理を堪能した。

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