ALIENS OF THE DEEP
邦題 | エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ | |
レーベル | WALT DISNEY HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2005年 | |
上演時間 | 99分(長尺版)/47分(劇場版) | |
監督 | ジェームズ・キャメロン、スティーヴン・クエイル | |
出演 | ジェームズ・キャメロン | |
画面 | 1.78:1/アナモルフィック | |
音声 | DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語、フランス語 | |
字幕 | 英語、フランス語、スペイン語 |
あらすじ
「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」に引き続き、ロシアの調査船ケルディッシュ号に乗り込んだ監督のジェームズ・キャメロンは、大西洋の深海を調査する。そこは、人類の想像を絶する世界であり、海底火山と、それに寄りそう生命体の宝庫でもあった。宇宙科学者と一緒に調査を続けるキャメロンは、遥か彼方の宇宙にまで想いをはせていく。
レビュー
ジェームズ・キャメロン監督が、「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」に引き続き、IMAX の 3D 映画を制作したのが、この「エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ」です。今回は監督業を共同で制作しているのが特徴であるかと思います。
今作は、深海をテーマにした映画ということで観る前は、深海の生命体をただ映しているだけの映画かと思いましたが、そこはジェームズ・キャメロンのこと、宇宙にまで話を飛ばしてしまいます。
今作でも、前作と同様にロシアのケルディッシュ号に乗り込み、弟のマイクを引き連れて、深海を探査しますが、目的は深海の海底火山や温泉の調査に中心が描かれています。これは、調査する科学者達が NASA やその他宇宙の科学者達が多いということに起因しています。
彼らは、火山の石や、温泉の採取を行い、それを宇宙での調査に生かそうとしていますが、深海と宇宙、特に火星や木星の衛星エウロパの調査に発展させていくというストーリーは見ていて感心してしまいます。
前作でも活躍した R.O.V. のジェイクが今作でも活躍して、深海の調査に担ぎ出されます。今作ではトラブルもなく、順調に採掘作業をしたり、深海の映像を届けたりしています。
タイトルの「エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ」というタイトルは、深海の生命体を意味すると同時に宇宙にするであろう異星人との遭遇をも意味しています。映画の最後でキャメロン監督の「アビス」を彷彿とさせるシーンがありますが、深海と宇宙との結び付きについていろいろ考えさせられるところがあります。
ストーリーは、科学者達のモノローグで展開していくというものですが、彼ら(彼女ら)の意気込みについては、感心をせざるをえません。
今回は、長尺版で鑑賞しましたが、多分宇宙の関係するシーン等は、劇場公開版ではカットされているのではないかと思います。そうでないと、観ていて、ストーリーが混乱するのではないかと思われるところが多々あります。
画質ですが、ドキュメンタリーと一部 CG で作られた画面構成になっていますが、驚くほど良好です。もちろん実写の映像は条件があるとはいうものの、観ていてこれほど鮮明だとは思いませんでした。音響はまるで海の中にいるような感覚が味わえます。サウンドトラックもかなりの広がりを感じられるように作られていて、ストーリーの中に入っていきやすいようになっています。
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