BRUCE LEE:THE LEGEND/ブルース・リーの神話/輸入盤DVDで観た映画のレビュー

BRUCE LEE:THE LEGEND

BRUCE LEE:THE LEGEND DVDジャケット 邦題 ブルース・リーの神話
レーベル 20th CENTURY FOX HOME ENTERTAINMENT
制作年度 1984年
上演時間 85分
監督 レナード・ホー
出演 ブルース・リー、ノラ・ミャオ、ベティ・ティンペイ
画面 1.33:1/スタンダード
音声 DOLBY DIGITAL 2.0ch 英語
字幕 英語

あらすじ

 「燃えよドラゴン」の大ヒットにより、世界的大スターとなったブルース・リー。そのブルース・リーの生涯を彼の出演した映画を中心に辿っていくドキュメンタリー。ブルース・リーの没後10年を記念して制作されたドキュメンタリーで、これまで公開されなかったレアな映像が満載となっている。

レビュー

 ブルース・リーの没後10周忌を記念して制作されたのが、この「ブルース・リーの神話」です。ブルース・リーの出演した映画を中心にしながら、彼の生涯を辿っていくドキュメンタリーになっています。日本では、劇場公開はされず、東京ファンタスティック映画祭で1987年に1回だけ上映されたものですが、現在はDVDで見ることができます。

 ブルース・リーの没後44周忌を数える現在、様々なドキュメンタリーが制作され、ブルース・リーの哲学やジークンドーの解説を詳細に解説したドキュメンタリーも多数ある中で、1984年というかなり過去の時期に制作されたこのドキュメンタリーを見ますと、ブルース・リーの映画に対する姿勢という視点で描かれていて、それはそれで新鮮なものがあります。

 ブルース・リーの出演した映画という点で描かれたこのドキュメンタリーは、ブルース・リーの幼少期に出演した映画の紹介や、テレビドラマ「ロング・ストリート」のシーン紹介、香港に戻った後に出演した映画とその影響度合い、そして未完の映画「死亡遊戯」に至るまでの軌跡が一目でわかるようになっていて、見応えがある作品になっていると思います。

 また、ジークンドーの動きをシミュレートした映像も収録されていて、ブルース・リーの動きが鋭いことがよくわかるようになっているのも、この作品の目玉かなと思います。惜しむらくは、他のドキュメンタリーと違い、香港に戻る前のアメリカでの生活の部分がかなり端折っているのが残念ですが、それは現在他のドキュメンタリーでも見ることができますので、このドキュメンタリーの価値を損なうことはないと思います。

 現在は幻の「死亡遊戯」の未公開シーンがBlu-rayでも見ることができますが、このドキュメンタリーが制作された当時では、「死亡遊戯」の未公開シーンは見ることができず、このドキュメンタリーで大量に紹介しているのは、大きなポイントかと思います。その他の映画でも、魅力に溢れたシーンセレクトをしていて、ブルース・リーに対する愛を感じるところではあります。

 映像は1.33:1のスタンダードサイズで、画質はかなり悪いです。もともとSD画質で、しかもVHSテープでの収録を意図したところがあり、DVDでも画質の悪さは目につきます。もちろん、今回視聴したDVDも、比較的初期のDVDで、「BRUCE LEE:THE MASTER COLLECTION」というボックスセットの特典ですので、画質が悪いのも仕方ないのかもしれません。音響も2.0chのモノラル音声ですが、音響自体はそんなに悪い印象は受けていないです。ソコソコの音質をしていると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました