CORAL REEF ADVENTURE(Blu-ray)
邦題 | – | |
レーベル | IMAGE ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2003年 | |
上演時間 | 46分 | |
監督 | グレッグ・マクギリヴレイ | |
ナレータ | リーアム・ニーソン、ハワード・ホール、ミシェル・ホール | |
画面 | 1.78:1/アナモルフィック | |
音声 | dts-HD MA 5.1ch 英語 / DOLBY DIGITAL 5.1ch フランス語 | |
字幕 | – |
あらすじ
南太平洋に生息する珊瑚礁。その研究を行うためにハワード・ホールとミシェル・ホールはオーストラリアのグレート・バリア・リーフ、フィジィ、タヒチの珊瑚礁に潜る。しかし珊瑚礁は次第に死滅しつつあった。海水の温度上昇、海の酸性化など様々な理由があった。
レビュー
元々はIMAXシステムで上映するために製作されたのが、この「CORAL REEF ADVENTURE」です。ハワード・ホールとミシェル・ホールがアメリカを出発し、他の科学者とともに南太平洋にある珊瑚礁を調査し、海底の様子をカメラに収める姿が描かれます。
珊瑚礁としては世界最大のオーストラリアにあるグレート・バリア・リーフを最初に調査し、次にフィジィ、そしてタヒチと、場所を変え珊瑚礁の様子や、そこに共生する海の生物を観察する様子が描かれています。
珊瑚礁は、共生する魚とともにその姿を成長させていきますが、近年の地球環境の変化により、次第に死滅しつつあるのがこの作品でも語られています。それは一つには海水温度の上昇であり、また地域によっては川から流れ込む土によって、死滅していく、といった事実が告げられます。
ハワードとミシェルは、珊瑚礁の更に深い海底まで潜って、浅瀬にいる魚とは全く生態系の違う魚を採取し、研究を行うといったことまで行われます。それは自然の神秘であり、興味深い内容でもあります。また、珊瑚礁の環境変化により、サメが大量に珊瑚礁に生息しているという新たな事実も描かれています。
日本でも珊瑚礁といえば沖縄の珊瑚礁が有名ですが、この作品で描かれているように、次第に死滅しつつあるようで、人類が引き起こした環境変化を解決する必要があるように思えます。
音楽を担当しているのが人気ポップグループ、「クロスビー,スティルズ&ナッシュ」ということで、音楽環境映画としても楽しむことが出来ます。また、ナレータを俳優のリーアム・ニーソンが担当しているのも目玉の一つだと思います。人気俳優であるニーソンがナレータを担当していることで、映画に重みが出ていると思います。
映像はフルHDのハイビジョン映像です。元々はIMAXで1.44:1の画角になっていることから、Blu-ray製作時に多分上下をカットしたのだと思いますが、素材がいいために鮮明な映像を提供しています。時々フィルムに起因するグレインが散見されますが、基本的には良好な映像と言えるでしょう。音響はdts-HD MA 5.1chで観賞しましたが、サラウンドをフルに活用して、音の広がり感や、包囲感を見事に再現しています。劇中で流れる歌がサラウンドを活用しているので、魅力的に感じます。
コメント