THE EQUALIZER(Blu-ray)
邦題 | イコライザー | |
レーベル | SONY PICTURES HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2014年 | |
上演時間 | 132分 | |
監督 | アントワーン・フークア | |
出演 | デンゼル・ワシントン、マートン・ソーカス、クロエ・グレース・モレッツ | |
画面 | 2.40:1/アナモルフィック | |
音声 | dts-HD MA 7.1ch 英語 DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語、スペイン語、フランス語 |
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字幕 | 英語、フランス語、スペイン語 |
あらすじ
ロバート・マッコールは、昼はホームセンターで働き、夜は24時間営業のダイナーでお茶を飲みながら本を読む生活を送っていた。そのダイナーで、マッコールはアリーナという少女と知り合いになる。アリーナは歌手になることを夢見ていたが、ロシア人の売春組織で働くことを余儀なくされていた。ある日、アリーナはその組織の中で暴力を振るわれ、大怪我を負って入院してしまう。マッコールは、それを知り、ロシアの売春組織を壊滅に追い込む。実はマッコールはかつてCIAのエージェントとして働いていたのである。売春組織を壊滅させられたロシア人マフィアは、マッコールの正体を探り、マッコールを抹殺しようと動き出す。それに対し、マッコールはCIAエージェントのスキルを最大限利用して、ロシア人マフィアと対峙する。
レビュー
アントワーン・フークア監督と、デンゼル・ワシントンという「トレーニング・デイ」でタッグを組んだ二人が再びタッグを組み、テレビドラマシリーズ「ザ・シークレット・ハンター」を映画化したのが、この「イコライザー」です。映画としては水準の出来ですが、観客動員が良く、興行収入的には成功している映画になっています。
映画は、過去の正体を隠して、静かに生活を送る男、ロバート・マッコールが、ダイナーで出会った売春婦アリーナがロシア人マフィアにより虐待されていて、それを見過ごすことができなくなり、ロシア人マフィアに対して正義の鉄槌をかますというのがストーリーの肝になっています。マッコールはロシア人マフィアに対して、静かに怒りを向けているため、その沈着冷静感が映画のトーンを決めていると言えます。
映画はもっと派手なアクションシーンがあるのかと思っていましたが、意外と地味なアクションシーンが多い映画になっています。マッコールが、自身では銃を持たず、ロシア人マフィアの使う武器を逆に手に入れて抹殺する、とか、ホームセンターの商品を武器に使うなど、その凄腕度というか、必殺仕事人的シーンが、この映画を特徴づけています。それでいて、バイオレンスシーンはかなり多めというのも、不思議な印象を受ける要因になっています。
ロシア人マフィアも、最初はマッコールの存在が分からず困惑していますが、次第にマッコールの正体を知るにつれて、彼を亡き者にしようと、マッコールの周囲の親しい人達まで巻き込んで、行動に移すところは、マフィアらしい展開かなと思います。マッコールに応援されているラルフィーという人物が、彼の指示通りに動き、マフィアを倒すシーンなどは、なかなか爽快感があります。
映像は、夜のシーンや屋内シーンが多いのですが、色彩はカラフルで、はっきりくっきりした映像になっていると言えます。解像度も申し分なく高く、映画の色合いは十分感じられるところがあります。音響はdts-HD MA 7.1chですが、サラウンドを効果的に使っている映画になっています。環境音の移動感をサラウンドチャンネルだけで再現したり、銃撃シーンを周囲に散りばめるなど、かなり魅力的なサラウンドになっています。重低音も鳴り響いており、迫力がある状態になっています。
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