INDEPENDENCE DAY:RESURGENCE(Blu-ray 3D)
邦題 | インデペンデンス・デイ:リサージェンス | |
レーベル | 20th CENTURY FOX HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2016年 | |
上演時間 | 120分 | |
監督 | ローランド・エメリッヒ | |
出演 | リアム・ヘムズワース、ビル・プルマン、ジェフ・ゴールドブラム | |
画面 | 2.39:1/アナモルフィック | |
音声 | dts-HD MA 7.1ch 英語 DOLBY DIGITAL 5.1ch スペイン語、フランス語 |
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字幕 | 英語、スペイン語、フランス語 |
あらすじ
1996年の異星人による人類侵略攻撃は、人類の逆襲により異星人を撃退した。それから20年後、人類の文明は復興し、また異星人による再度の攻撃に備えて、人類は月にまで防衛ラインを引いていた。そんな中、アフリカ大陸に墜落した異星人のUFOから人類の独立記念日のアジテーションの映像と音声が発信されていることをデヴィッドたちは知る。その信号ははるか彼方の宇宙にいた異星人の母艦に届き、異星人は地球を滅ぼす標的と認識し、再度地球に侵攻を開始する。人類もそれに応じて防戦態勢をとるが、異星人の力は強大だった。独立記念日に地球は異星人に襲われ、大統領は死亡し、20年前に人類のリーダーだったホイットモア元大統領が、再び立ち上がる。彼の元にはヒラー大尉の息子のディランらがいて、異星人に攻撃を仕掛ける。その異星人の秘密を解く鍵は、20年前に異星人に襲われ昏睡状態にあったオークン博士が握っていて、彼が異星人の弱点を解読する。
レビュー
1996年の夏に公開され、大ヒットを記録したSFアクション映画である「インデペンデンス・デイ」の20年後の続編で、映画の中でも20年後の世界を描いた作品が、この「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」です。大ヒット作の続編であり、監督であるローランド・エメリッヒも続投していますが、北米だけでは制作費は回収できず、観客の評価もかなり低いものになっています。
大ヒット作の続編ではありますが、今回は妙に真面目に作った感が強くて、話の展開があまり面白くありません。前作は大作映画ながらB級映画的要素を含んでいて、そこそこ面白かったのですが、今作ではそのB級映画的要素が排除されていて、とにかく真面目に話を進めました、感が強いのが、話のつまらなさであると思います。
また、登場キャラが前作から続投のキャラもいますが、前作で登場したキャラの子供たちが成長して主役を張るという展開に、物語の入り込み度というか感情移入度が大きく下がっているのも、この映画の欠点かなと感じます。前作から続投のキャラもキャラが立っているわけでもなく、存在感が妙に薄いのも気になるところです。
意外だったのは、前作で死んだと思っていたオークン博士が実は生きていて、昏睡状態のままだったのが、異星人襲来と共に目が覚め、異星人の弱点を探る科学者役で印象深く演技しているのが、想定外でした。今回一番印象に残ったキャラではないかと思います。
アクションシーンは、CG技術が発展してきていることもあり、派手な映像で見せ場を作りますが、それでも観客に衝撃を与えるような映像にはなっていないところも、この映画の弱点であると言えます。異星人のクイーンとの最後の戦いという映像でも、「どこかで見たことのあるシーン」という感じがつきまとっていて、話の発展性が感じられないと言えます。
映像は3D映像で鑑賞しましたが、かなり奥行き感のある映像になっていると思います。立体感があるために、異星人とのバトルシーンなどでは映画に没入するような体験を味わうことができます。解像度は十分にあり、色乗りも十分で色彩感覚はすばらしいと言えます。音響効果は映画館ではDOLBY ATMOSでしたが、Blu-rayではdts-HD MA 7.1chでの収録になっています。サラウンドはバトルシーン等では効果的にサラウンドチャンネルにも振り分けられ、効果的に効果が鳴っていますが、全般的にサラウンドが効いているかというと、そうでもなくフロントメインの感覚を感じます。AVアンプのdts Neural:Xで再生すると、擬似的にイマーシヴサウンドになり、効果は倍増します。
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