JUSTICE LEAGUE(Blu-ray 3D)
邦題 | ジャスティス・リーグ | |
レーベル | WARNER BROS. HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2017年 | |
上演時間 | 120分 | |
監督 | ザック・スナイダー | |
出演 | ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス | |
画面 | 1.85:1/アナモルフィック | |
音声 | dts-HD MA 5.1ch 英語 DOLBY DIGITAL 5.1ch フランス語、イタリア語、北京語、スペイン語、ポルトガル語、チェコ語、ハンガリー語、ポーランド語、ロシア語、トルコ語 |
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字幕 | 英語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語、アラビア語、ブルガリア語、クロアチア語、エストニア語、ギリシャ語、ヘブライ語、ハンガリー語、アイスランド語、ラトビア語、リトアニア語、北京語、ポーランド語、ローマニア語、ロシア語、スロベニア語、トルコ語 |
あらすじ
スーパーマンが死亡した後、バットマンことブルース・ウェインと、ワンダーウーマンことダイアナは、共に地球の脅威になる敵に備え、仲間を探していた。彼らが探していたのは、アクアマンことアーサーと、フラッシュことバレリー、サイボーグことヴィクターの3人だった。3人にも思惑があり、なかなか仲間にはなれなかったが、アクアマンの統治する海と、ワンダーウーマンの統治するアマゾネスの勢力が保存していた地球を破壊できるキューブをめぐって、異次元からステッペンウルフが地球上にやってきて、キューブを自分のものにしようとしたことから、3人もバットマンとワンダーウーマンに協力する。しかし、ステッペンウルフの力は強大で、バットマンたちでは歯が立たなかった。バットマンは死亡したスーパーマンをキューブの力を使って復活させ、再び地球の平和のために戦わせようとする。
レビュー
ディズニーのマーベル・シネマティック・ユニバースに対抗して、ワーナーが製作しているDC・エクステンデッド・ユニバースのシリーズの一つとして、「バットマン vs スーパーマン:ジャスティスの誕生」のその後を描いた作品が、この「ジャスティス・リーグ」です。制作費は莫大な金額になっていますが、映画の評価はあまり芳しくなく、興行収入も制作費を回収できず、DC・エクステンデット・ユニバースのシリーズ見直し、という憂き目に遭う結果となった作品であります。
映画の出来はザック・スナイダー監督の映画としては、こんなものかなという程度の出来ではありますが、そのザック・スナイダー監督は、この映画の製作の終盤に家族の自殺という事件を受けて降板してしまい、残りの撮影を「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが監督としてメガホンをとって撮影を完了させています。ジョス・ウェドンは脚本としてクレジットされ、監督はザック・スナイダー単独のクレジットになっていますが、統一感が取れていない感じがするのは、監督交代という事件があったためと思われます。
マーベルの「アベンジャーズ」と同じく、DCコミックのスーパーヒーローが総出演して、強大な敵と戦うというのは、それなりの興奮感を呼びますが、バットマンとスーパーマン、ワンダーウーマン以外のスーパーヒーローは、この映画公開時点で単独出演している映画がなく、唐突にキャラとして登場するので、いまひとつキャラに感情移入しづらいところがあると思います。また、チームを率いるバットマンの存在感が、他のスーパーヒーローに埋もれてしまい、あまり目立たないのが、欠点かなと言えなくもないです。
逆にワンダーウーマンは、チームでの紅一点ということもあってか、結構目立つ立ち位置にあり、彼女の存在感が強い感じはします。そして、終盤に復活するスーパーマン。彼も登場時間は少ないですが、美味しいところを持っていっていると思います。
今回の敵は、異次元からやってきたステッペンウルフで、強大な力を持つキューブを3つ、己のものにして、地球を壊滅させようとする目論見がありますが、彼が過去に同じことをしようとして、ワンダーウーマンの仲間たちや、アクアマンの仲間たちによって阻止されていたという設定は、キャラ構築でわかりやすいかなと思います。ステッペンウルフと、彼が手下にしているパラデーモンたちが、地球を襲撃するのは、かなりの脅威を感じます。ただ、クライマックスの戦いはバットマンたちの住む都市ではなく、ロシアの原子力発電所近辺というローカル感満載で、あまり地球の危機感は感じられないのは残念です。
映像は3Dで提供されていますが、ビスタサイズの1.85:1で収録されているので、テレビ画面いっぱいに視界が広がり、没入感が満載です。フラッシュのアクションシーンではスローモーションが多用されるのですが、そのシーンでの3D効果は抜群で、面白い映像になっていると思います。解像度はまずまずで、色彩も暗いシーンが多いですが、文句はない映像を提供しています。音響は3D Blu-rayではdts-HD MA 5.1chですが、かなりのサラウンド感が得られています。サウンドフィールドが自分の空間を取り囲むように広がり、音の移動感や方位感が抜群の効果を発揮しています。ボリュームは少々低く、AVアンプのボリュームを上げる必要はありますが、サラウンドは魅力的であります。
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