2009 LOST MEMORIES
邦題 | ロスト・メモリーズ | |
レーベル | enterone | |
制作年度 | 2002年 | |
上演時間 | 136分 | |
監督 | イ・シミョン | |
出演 | チャン・ドンゴン、仲村トオル | |
画面 | 1.85:1/アナモルフィック | |
音声 | DOLBY DIGITAL 5.1ch 韓国語 / DTS 5.1ch-ES 韓国語 | |
字幕 | 韓国語 2 バージョン、英語、日本語 |
あらすじ
1909年の伊藤博文の暗殺事件が失敗に終わったことで大きく歴史が変わり、日本の統治下におかれたままの2009年の朝鮮。日本第三の都市となっていた京城(ソウル)にて朝鮮独立を目指す不令鮮人のテロ活動が活発化する。警察組織であるJBIの坂本と西郷は事件を調査し始めるが、その背後には驚愕の真実が隠されていた。
レビュー
この映画のことを知ったのは某映画雑誌での紹介記事だったんですが、まず物語の背景自体に興味を引かれ、韓国に旅行したときに街のCDショップで購入したものです。物語は初めアクション色が強く、一見「刑事物なのかな」と思っておりますと、途中からSF色が強くなり、最後は完全にSFとなってしまいます。それと同時に韓国人ならきっと(いや、この作品を観ている日本人でも)次第に熱いものがこみ上げてくる展開に魅了されるのではないでしょうか。なぜなのかはネタバレになりますのでここには書けませんが、韓国民の感情をよく考えてあるな、という気がします。ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」にも通じる日本に対する悪感情がこの物語のキーポイントではないでしょうか。ちょっと日本人である僕としては複雑な気分にもなりますが。
画質は、日本の映画と同じような雰囲気の画調で、ハリウッド映画のように巧妙にコントロールされた感じではないです。音響は、結構サラウンド感があり、特にジャケットには記載されていませんがDTSがES仕様であるため、なんだか得した気分になります。
ジャケットにはリージョンコードが”3″となっていますが実際はリージョンフリーのようです。また、物語の設定上会話の大半が日本語であるということ、(文法的な不都合や文字化けが多発している点を割り引いても)日本語字幕が収録されていることから、観賞自体はかなり楽であり、まるで日本映画を観ているような気分になってきます。
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