The 40-Year-Old Virgin
邦題 | 40歳の童貞男 | |
レーベル | UNIVERSAL STUDIOS HOME VIDEO | |
制作年度 | 2005年 | |
上演時間 | 132分 | |
監督 | ジャド・アパトー | |
出演 | スティーヴ・カレル、キャサリン・キーナー | |
画面 | 1.85:1/アナモルフィック | |
音声 | DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語 DOLBY DIGITAL 2.0ch スペイン語、フランス語 |
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字幕 | 英語、フランス語、スペイン語 |
あらすじ
40 歳のアンディは、ふとしたことから、同僚に童貞だということがばれてしまう。同僚達の悪巧みにより、童貞を捨てようとするアンディだったが、悪戦苦闘をしてしまう。そんな折、アンディの務める電気量販店の前にある eBay の従業員であるトリシュという女性と知り合う。彼女と次第に仲が深くなるアンディだったが、彼女は 3 人の子持ちだった。セックス恐怖症のアンディは、トリシュとセックスが出来なくて、その関係がおかしくなっていくのだが。
レビュー
2005 年の夏に公開され、意外な大ヒットを記録したのが、この「 40 歳の童貞男」です。監督のジャド・アパトーは、この後次々とヒット作を飛ばしています。主演のスティーヴ・カレルも一躍大人気スターとなりました。
物語冒頭で、アンディの生活が描かれる様から、彼がオタクであることが描かれています。部屋にはフィギュアが一杯で、ゲームも専用の椅子があったりと、つぼを押さえた描き方をしています。起きがけに彼の性器が立っているのには、爆笑してしまいます。このシーンは、後々も描かれています。一応これで彼は、男性器に異常があるのではないことが描かれています。
同僚とカードゲームをしているアンディは、同僚がビールを飲んでいる中、一人ジュースを飲んでいます。こんなところからも彼の趣向が現れていると思います。そのカードゲームの最中、アンディが童貞であることがばらされてしまいます。
物語前半では、同僚達のアンディに対する童貞を捨てさせようとする取り組みがメインで描かれています。ゲイでないことを証明するために胸毛を剃ったり、お見合いパーティに参加したり、と色々な取り組みがなされていきますが、どれもこれも失敗していきます。この辺は、物語後半に備えるちょっとした余興のようなものなのでしょう。
物語後半は、3 人の子持ちであるトリシュという女性との交際に焦点が描かれていますが、そのきっかけは前半に描かれています。セックスに対して恐怖を感じているアンディは、トリシュとのセックスを回避しようと約束をしてしまいますが、それが彼にとって安心を与えています。彼女が子持ちであるということも彼の安心感を与えているのではないかと思います。
しかし、いざセックスのシーンになると、出来ないことが発覚し、二人の関係は一旦冷え込んでしまいます。フィギュアが大事なアンディは、eBay に出品しようというトリシュと喧嘩別れをしてしまいます。この辺は、よくある「あたしを取るの ? それともフィギュアをとるの ? 」という二者択一の結果であると思います。
終始自転車に乗っているアンディは、物語ラストでトリシュを追いかける際も自転車で車を追いかけるという暴挙を犯しますが、この辺は、見ていてはらはらどきどきさせられるものがあります。
最終的には、トリシュに自分が童貞であることを告げて、それが受け入れられるというハリウッドお決まりのハッピーエンドで物語は終わりますが、この二人が結婚する際に、アンディがフィギュアを売ってしまったのは、アンディがトリシュを選択した結果なのだと思います。現実の世界でこのような展開があるのかどうかは知りませんが、ハッピーエンドで終わってよかったな、というのが見ていての実感であります。
画質は、鮮明な画質で、色乗りもしっかりしています。屋外のシーンが多いせいか、少し画面が青みがかっている気がします。音響は、コメディ映画らしく、あまりサラウンド感はない感じですが、要所要所で音楽が鳴り、サウンドフィールドを形成している感じがします。
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