バッドボーイズ 2 バッド(4K UHD/iTunes Movies)
No Image | 原題 | BAD BOYS II |
レーベル | SONY PICTURES HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2003年 | |
上映時間 | 147分 | |
監督 | マイケル・ベイ | |
出演 | マーティン・ローレンス、ウィル・スミス、ガブリエル・ユニオン | |
画面 | 2.39:1/DOLBY VISION | |
音声 | DOLBY ATMOS 英語 | |
字幕 | 日本語 |
あらすじ
アムステルダムからマイアミに向けて、「エクスタシー」と呼ばれる麻薬を密売しているジョニー・タピアがいた。彼は、何度も麻薬密売の疑惑でマイアミ警察に逮捕されてきたが、その度に証拠不十分で無罪になっていた。マイアミ警察のマーカスとマイクは、麻薬密売の犯罪と突き止めようと署を挙げて捜査するが、ジョニーはなかなか尻尾を出さなかった。そのジョニーの元には麻薬取締局のシドがいて、ジョニーを逮捕すべく潜入捜査をしていた。シドはマーカスの妹であり、マイクとも親密な関係を持っていたために、マーカスはシドを助けようと奮闘する。ジョニーは取引をしていたロシアン・マフィアを始末し、自身の儲けを最大限にして、キューバに拠点を構えるようになった。次第に明らかになる「エクスタシー」の密売事実を持って、マーカスとマイクは、シドを救うためにもキューバに侵攻する。
レビュー
ハリウッドで大作映画ばかり監督し、派手なアクションシーンを撮ることで知られるマイケル・ベイの監督デビュー作「バッドボーズ」の直接の続編にあたる映画が、この「バッドボーイズ 2 バッド」です。映画はヒットこそしているものの、製作費をわずかに上回る程度の収益しか稼げず、一般的にはコケた映画として評価されています。また、Rotten Tomatoesの批評家評価は24%、観客評価は78%と批評家からは酷評され、観客は楽しんだ映画になっていることも特徴です。
今回の話は、アムステルダムからエクスタシーと呼ばれる麻薬を密輸して、マイアミで売買することで莫大な利益を稼いでいるジョニー・タピアという男を逮捕するために、マイアミ警察のマーカスとマイクのコンビが奮闘する話であります。ジョニーは巧妙な形でエクスタシーを隠しているために、マーカスとマイクの二人もなかなかジョニーの尻尾が掴めずに苦戦する様が描かれています。
また、マーカスの妹であり、マイクと親密な関係にあるシドが麻薬取締局の潜入捜査官として登場し、ジョニーの元に潜入し、麻薬密売の証拠を掴もうと活動している姿も並行して描かれています。マーカスはシドがマイクと付き合っている事実を知らなくて、単に身内が危険な仕事をしていることに心配をしていますが、実際は話がややこしくなり、ジョニーの尻尾を掴んだ挙句にジョニーに囚われの身になるという状態になります。
マーカス自身にも危険な任務に嫌気が刺し、転属願いを上司に提出していて、マイクとコンビを組むのが最後になる捜査になりますが、マイクはその事実を知らないでマーカスと捜査を続けていきます。マーカスの家族主義とマイクの独身貴族ぶりは今作でも健在で、この二人の掛け合い漫才みたいなセリフの応酬は、映画の肝であると言えます。
映画はマイケル・ベイのアクションシーンが炸裂していて、銃撃シーンやカーチェイスのどぎついシーンがこれでもかと繰り広げられます。銃撃シーンで悪党が頭をぶち抜かれたり、死体を車が引いてしまい、バラバラになるシーンなど、結構執拗なシーンが多いです。また、クライマックスの爆破シーンなどは、ド派手であり、マイケル・ベイならではのシーンがこれでもかと登場します。
映像は4K/DOLBY VISIONで収録されています。マスターフォーマットは2Kですので、アップスケール4Kになり、解像度という点では高精細感があるわけでもありません。ただ、DOLBY VISIONの色彩感は健在で、マイアミの晴れた天気を表現する色彩は豊かで、映像の魅力という点では一見するところがあります。音響も4Kマスターを作ったときにDOLBY ATMOSにリミックスされ、空間オーディオがこれでもかと使われています。銃撃シーンの四方八方ぶりとか、カーチェイスシーンの移動感など、三次元サラウンドの効果が見事に表されています。
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