沖縄旅行2023年11月

2023年11月22日-23日

2023年は八重山諸島を含め、沖縄に3回も旅行に来ている。今回の沖縄本島の旅は、会社の年休取得推奨日が11月の後半の祝日と重なったことから企画したものであった。

ただ、10月の「首里劇場最後の内覧会」を見学しに沖縄本島に来たのは予定外だった。これは、SNSで情報を知って急遽スケジュールに入れたので、元々はゴールデンウィークと11月の後半の休みの時に旅行という予定だった。

今回の旅行は特に観光名所の見学を予定していたわけでもなかった。ただ、沖縄の雰囲気や大衆食堂を堪能したくて、飛行機とホテルの予約をとっただけだった。

それでも旅行の日程が近づくにつれ、どこを観光しようかと考え始め、沖縄本島の南部戦跡巡りをしてみようと考えるようになった。僕が大学を卒業した1992年の春に沖縄に初めて旅行したときに南部戦跡巡りはしているのだが、以来31年に渡って南部戦跡巡りは行わなかった。

南部戦跡巡りをしなかったのは、他にも観光したいところがいろいろあったのと、テーマ的に重い内容なので気が向かなかったこと、また、南部の公共交通機関の便が悪く行きづらいこともあった。

それでも近年日本の軍備増強のニュースを聞くにつれ、この方針が正しいとは思えなくなり、今の時代だからこそ南部戦跡巡りを行って、改めて戦争の愚かさを確認したくなってきた。

それで、旅行近くなってからネットで南部戦跡めぐり、具体的にはひめゆりの塔、県営平和祈念公園、喜屋武岬、旧海軍司令部壕の所在地と移動手段を調べ始めた。その結果、いくつかの施設は公共交通機関や糸満市のコミュニティバス、いとちゃんminiを使えば見学できそうという判断をした。

今回は、もちろん沖縄大衆食堂での沖縄料理を堪能するのも楽しみの一つだが、太平洋戦争の沖縄戦の悲劇をあらためて学習する場としての旅行をテーマとした。それだけだと気分は重くなるから、那覇市街でのんびりするというテーマも追加した。

旅行自体は予定外のアクシデントがあって、予定通りにならない部分もあったが、概ね満足のいく旅になった。これは、その旅行の記録である。