ALIEN RESURRECTION
邦題 | エイリアン4 | |
レーベル | 20th CENTURY FOX HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 1997年 | |
上演時間 | 108分 | |
監督 | ジャン=ピエール・ジュネ | |
出演 | シガニー・ウィーバー、ウィノナ・ライダー、ロン・パールマン | |
画面 | 2.35:1/アナモルフィック | |
音声 | DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語 DOLBY DIGITAL 2.0ch 英語、フランス語 |
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字幕 | 英語、スペイン語 | |
THX仕様 |
あらすじ
囚人惑星で自分の中に生まれたエイリアンとともに自決をしたリブリー。それから200年後の世界でウェイランド湯谷の科学者たちは、彼女の残った血をもとにクローンを生み出すことに成功する。クローンとして蘇ったリブリーだったが、エイリアンの遺伝子を持ち合わせており、血が酸性となってしまっていた。そんな中、科学者たちが蘇らせたエイリアンたちが暴走を起こし、リブリーを含む数名がエイリアンたちに襲われる。彼女たちはエイリアンの攻撃をかわしながらエイリアンの抹殺と、自分たちのレスキューを図るのだが。
レビュー
「エイリアン3」が興行的にも今一つの状態ではあり、また、ストーリー的にも主役のリブリーが死ぬという展開で幕を下ろしてしまった「エイリアン」シリーズですが、そう簡単にはシリーズの看板を下ろせなかったようで、1997年に復活したのがこの「エイリアン4」です。ただし、今作も興行的には成功とは言えず、一応これを持って「エイリアン」のリブリーを主役にした物語は幕を下ろしています。
今作では監督がフランス人のジャン=ピエール・ジュネが担当していることもあり、前3作とも違ったテイストの作風となっています。エイリアンがたくさん出てくるという点では、「エイリアン2」に近い作風とも言えそうですが、やっぱりジェームズ・キャメロンの戦闘映画とも違った感じはしています。
ストーリー的には結構無理があるような気がします。前作で死んでしまったリブリーを無理やり復活させるべく、クローンという設定を使っていますが、演じるシガニー・ウィーバーも前作までのリブリーとは違った雰囲気を出そうと努力をしていますが、見ていて違和感を感じさせずにはいられません。
前作と同じく、ならず者たちが物語の主役となりますが、あまり人物描写をしていない感じがして、誰が死んでも感情移入をできないという難点もあります。また、リブリーと対等の主役になるはずのウィノナ・ライダー扮するコールというアンドロイドもあまり活躍の場を与えられず、写真に偽りありといった感触を受けます。
物語は前半の登場人物の位置づけを描いた後は、ずっとエイリアンとの追っかけっこを描いているだけなので、見ていて飽きないとは言えるのですが、ただそれだけという描写なので、なんかマンネリ感はぬぐえず、上映時間の短さに比べると意外と長い感触を受けます。
物語後半でエイリアンクイーンから生まれてくるエイリアンが、リブリーを母にして慕うという描写は、見ていて変な感触を覚えますが、ラストの子殺しは「エイリアン2」での母性本能を描いたところと逆の描写で、作品としての位置づけが変わっているなと感じるところではあります。
物語全般で、故郷である地球が描かれたのは本作が初めてではないかと思うのですが、半分エイリアンであるリブリーが地球に戻ってきてしまったのは、その後の展開を考えると、「エイリアン3」の自己犠牲と逆の設定であり、迷走している感触を受けます。
映像、音響ともルーカスフィルム認定の THX 仕様ということですが、あまり画質はいいものではありません。特に序盤は、フィルムをコピーして劣化したような画質で、残念な画質であるといえるでしょう。サウンドは、DOLBY DIGITAL 5.1ch を 2ch ステレオで鑑賞しましたが、こちらはもともと劇場用の音響がDOLBY DIGITALであることもあってか、結構立体音響を提供していると思います。
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