ENTER THE DRAGON(Blu-ray HK)
邦題 | 燃えよドラゴン | |
レーベル | KAM & RONSON Entertainment Ltd. | |
制作年度 | 1973年 | |
上演時間 | 103分 | |
監督 | ロバート・クロウズ | |
出演 | ブルース・リー、ジョン・サクソン、アーナ・カプリ | |
画面 | 2.40:1/アナモルフィック | |
音声 | dts-HD MA7.1ch 広東語 / DOLBY TRUE HD 7.1ch 広東語 DOLBY DIGITAL 6.1ch 北京語、タイ語 |
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字幕 | 中国語、英語、タイ語 |
あらすじ
少林寺で修行を積んだリーは、かつて少林寺で修行を受けながらも反旗を翻したハンのマーシャルアーツ・トーナメントの招待を受ける。それとほぼ同時にブレイスワートと名乗る人物からハンの動向について調査の依頼を受けることになる。ブレイスワートはハンが領土不詳の島で表向きマーシャルアーツの道場と称しながらも裏ではヘロインの密造工場なのではないかと疑っていた。しかし、直接の行動が出来ない為、3 年に一度開かれるトーナメントの招待を受けたリーに実態を調査依頼するしかなかった。リーは乗り気ではなかったが、少林寺の名誉を傷つけたハンに対する感情と、ハンのボディカードを勤めているオハラが自分の妹を自殺に追い込んだ事実を知り、トーナメントへの参加を決意する。トーナメントには借金を背負ってしまったためにその片をつけるために参加したローパーや、警察に追われたウィリアムズもいた。そしてトーナメントが始まり、次第にハンの目的が明らかになっていく。(DVD版から転載)
レビュー
すでに感想は、ENTER THE DRAGON/燃えよドラゴン/輸入盤DVDで観た映画のレビューで書いているので、今回はこのBlu-rayの、香港版での印象を書きたいと思います。
香港版は、世界共通版であるワーナー版と配給会社が違い、ゴールデン・ハーヴェスト社が配給をしています。では、何が違うのかというと、すでに世界共通版でも収録された通り、ディレクターズ・カット版に最初からなっていて、ブルース・リーのジークンドーの教えを忠実に守った形で、収録されている点が異なるところです。つまり最初の劇場公開時には、ワーナー版と、香港版では、収録時間に違いがあったということです。今では、ワーナー版も香港版と同じ内容になっているので、作品内容には違いはありません。
それでもまだ違いはあります。唯一違っているのは、オープニング・クレジットの部分です。ワーナー版は、香港の1973年の街並みを紹介しつつ、登場人物の紹介をしているのですが、香港版は、ブルース・リーの動きをアニメ化したような内容のクレジットに変わっています。これは香港の文化的意識から変えられているので、そこだけでも作品の印象は少々違うと言えます。
また、音声もおそらく本当の音声はワーナー版の英語がメインだと思うのですが、香港ということもあって、広東語が主音声に収録されているところも違っているところです。登場人物の口の動きと、セリフを見比べると分かりますが、口の動きがセリフに合っていないのが確認できます。
映像特典も、ワーナー版のオープニングと予告編、フォト・ギャラリーだけというそっけないものになっていて、様々なメイキング映像は入っていません。しかしながら、香港でのブルース・リー人気から、Blu-rayでの発売は、歓迎したいところです。
肝心の画質は、香港版のフィルムの状態があまり良くないのか、あまり鮮明とは言えません。フィルムグレインがかなり見られます。とはいうものの、色乗り等は、1970年代の映画という雰囲気は良く出ていて、それはそれでいいのではないかと思います。ワーナーのDVDと比べると、Blu-rayにしては解像度が低い感じを受けます。音声はdts-HD MAとDOLBY TRUE HDの7.1chサウンドになっていますが、あまりその恩恵は受けていない感じがします。単なるステレオ効果が多少あるという印象です。メインの効果音はすべてセンターチャンネルから出て、そのエコーが左右のスピーカー及びサラウンドから出ている感触を受けます。
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