THE FIFTH ELEMENT(Blu-ray)/フィフス・エレメント/輸入盤DVDで観た映画のレビュー

THE FIFTH ELEMENT(Blu-ray)

THE FIFTH ELEMENT Blu-rayジャケット 邦題 フィフス・エレメント
レーベル SONY PICTURES HOME ENTERTAINMENT
制作年度 1997年
上演時間 126分
監督 リュック・ベッソン
出演 ブルース・ウィリス、ゲイリー・オールドマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ
画面 2.39:1/アナモルフィック
音声 PCM 5.1ch 英語 / Dolby TrueHD 5.1ch 英語 / DOLBY DIGITAL 5.1ch フランス語
字幕 英語、フランス語、中国語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語

あらすじ

 1914年のエジプトで、考古学者が過去の歴史を紐解いていた。その過程で、過去から邪悪なものが地球に襲いかかっていたことや、それを倒す第5の要素の存在が明らかにされる。そして、考古学者はエイリアンが第5の要素を守護していたことを知る。それから300年後、地球に謎の物体が近づきつつあった。軍は攻撃をして謎の物体を阻止しようとするができなかった。そして神父は過去の情報を保ち続け、第5の要素がその謎の物体を破壊する力があることを大統領に進言する。その第5の要素はエイリアンが保護していたが、エイリアンは攻撃を受けて全滅する。残った腕のかけらから第5の要素を復元し、リールーと言う女性が蘇るが脱走する。リールーを偶然助け出した元軍人のタクシードライバー、コーベンは、否応なく地球を守る任務に就くことになる。

レビュー

 「ニキータ」や「レオン」といった作品で高い評価を得たリュック・ベッソンが、中学生の時に構想したストーリーをもとに映画化した作品が、この「フィフス・エレメント」です。SF映画ではありますが、結構はちゃめちゃな展開の映画であり、興行収入的には惨敗をしている作品であります。

 SF映画と書きましたが、コメディ要素の強い作品であると言えます。で、そのコメディ要素が外したギャグで満載のため、なんか笑えない要素の詰まった作品になっているかと思います。また、アクションシーンも満載であり、ごった煮の要素を持った映画であると言えます。ブルース・ウィリスが主演ではありますが、あまり主役主役していない感じのする映画であります。

 リュック・ベッソンの感性にもよるとは思うのですが、アクションシーンがカンフースタイルだったり(ブルース・リー風のカンフーです)、「ダイ・ハード」を彷彿とさせるアクションだったり、なんと何処かで見たことあるようなシーンが多いのもこの映画の特徴であると思います。そもそも舞台となるニューヨーク・シティ自体が「ブレードランナー」風の未来都市になっているのも、この映画を印象付けていると思います。

 登場人物であるリールーを演じたミラ・ジョヴォヴィッチや、クリス・タッカーといった今を代表する役者が目立っているのも、この映画を象徴していると言えます。また、悪役であるゲイリー・オールドマンも変な髪型でインパクトを与えています。そういう意味ではキャラクターが立った映画であると言えますが、ブルース・ウィリスだけはいつものブルース・ウィリスといった設定になっているのは、この映画らしいかなと思います。

 映像は割と初期のBlu-rayではありますが、カラフルな色彩と、高解像度で映画に没頭させる要素を持っていると言えます。フィルムからのトランスファーですので、若干のフィルムグレインが散見されますが、気になるほどではありません。音響は非圧縮のPCMも収録されていますが、Dolby TrueHD 5.1chで視聴したところ、サラウンドチャンネルを含め、かなりの迫力を持ってサウンドがうなる感覚を堪能できます。サラウンドだけでも映画の楽しみがワンランクアップするという好例ではないかと思います。

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