GUARDIANS OF THE GALAXY(Blu-ray 3D)
邦題 | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー | |
レーベル | BUENA VISTA HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2014年 | |
上演時間 | 121分 | |
監督 | ジェームズ・ガン | |
出演 | クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ | |
画面 | 2.40:1/1.78:1(IMAXシーケンス)/アナモルフィック | |
音声 | dts-HD MA 7.1ch 英語 DOLBY DIGITAL 5.1ch フランス語、スペイン語 |
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字幕 | 英語、フランス語、スペイン語 |
あらすじ
地球人のピーター・クイルは、少年の時に異星人に捕らわれ、そのまま成長して、宇宙のお宝を狙う大人になっていた。ある時、謎の力を持つオーブを入手することに成功するが、そのオーブをめぐって、ガモラや、ロケット、グルートらがオーブ争奪戦を繰り広げ、その結果刑務所に入れられる。しかし、刑務所から脱走に成功したピーターらは、そのオーブの中に世界を滅ぼす無限の力を持った石が埋め込まれていることを知る。その石を狙って、ロナンという男が、ピーターらに襲撃を仕掛ける。ロナンは敵対するザンダーをその石で滅亡させようとするが、ピーターらは、その企みを阻止するべく、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を名乗り、戦いに身を投じる。
レビュー
マーベル・シネマティック・ユニバースの一作品として製作されたのが、この「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」です。「アベンジャーズ」シリーズと関係ないようで、実はある点で関係している面白い設定の映画です。当然ながら、全米公開時には大ヒットを記録しています。
主人公のピーター・クイルは、少年時に母を失い、そのまま宇宙人にさらわれるという設定を持ったキャラです。そのために、母の形見であるウォークマンを大切にしていて、そのウォークマンから、70年代のヒット曲が結構流れてくるという趣向になっています。物語自体は現代の宇宙を舞台にしていますが、流れる曲が70年代の曲が多いので、不思議な感覚を持った映画に仕上がっています。
そのピーターがある惑星で強大な力を持つオーブを手に入れたことから、そのオーブをめぐって争奪戦が繰り広げられるというのが、物語の骨子です。最初は金目当てで、オーブを狙っていたガモラという女性や、アライグマのロケット、木の生命体であるグルートなどが、ピータを追いかけることになりますが、それでザンダーで起こしたことで、刑務所に入り、そこでドラックスという囚人とともに刑務所を脱走したことから、次第に凸凹チームが出来上がってきます。
その凸凹チームが、最終的にはザンダーを滅ぼそうと画策するロナンという人物に、オーブをかすめ取られ、オーブ内に入っていた無限の力を持つ石を手に入れられたことから、ザンダーを守るために、石を取り戻すというのが後半の展開になっています。で、この石は、実は「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」でも言及されている無限の力を持った石の一つらしいので、そこで物語がクロスオーバーをしているという面白さがあります。
展開が早いのと、戦闘シーンが結構ふんだんにあるので、観ていて飽きない作品に仕上がっています。それでいて、各キャラクターの描き方も、個性があり、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の凸凹チームのユニークさが表れていると思います。その姿かたちや、意見の違いを乗り越え、どうロナンから無限の石を取り戻すのかが、ストーリーの肝であると思います。その辺のクライマックスの展開は、かなり面白くなっていると思います。
豪華スターがこの映画に出演していますが、ヴィン・ディーゼルや、ブラッドリー・クーパーらが、グルートやロケットの声で出演しているのは、いい感じの配役だと思います。でも、一番目立つのはこの映画で一躍スターになった、ピーター・クイルを演じたクリス・プラットではないかと思います。また、ゾーイ・サルダナがガモラを演じているのも、注目すべき点だと思います。
マーベルの映画では、本編終了後におまけ映像が入るのが楽しみの一つになっていますが、この映画でも例外ではなく、エンドクレジット後におまけ映像が入っています。その登場キャラが、1980年代に公開され、爆死したあるヒーロー映画のキャラというのは、爆笑しました。このキャラもマーベルの一つだったらしいです。楽しめました。
映像は3D映画であると同時に、シネスコサイズとIMAXの1.78:1の混在映像を提供しています。3D効果はかなりあり、特にIMAXシーケンスシーンでは、ワイドテレビの画面一杯に立体映像が映し出されるので、かなり効果が楽しめます。映像自体も鮮明な発色とノイズレスの映像で、魅力的です。音響はdts-HD MA 7.1chを5.1chにダウンコンバートで試聴しましたが、3D映像と同期したサラウンド音響はかなり派手に動き回ります。迫力もあり、映像の世界に没頭できます。
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