MISSION:IMPOSSIBLE-GHOST PROTOCOL(Blu-ray)
邦題 | ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル | |
レーベル | PARAMOUNT HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2011年 | |
上演時間 | 132分 | |
監督 | ブラッド・バード | |
出演 | トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペグ | |
画面 | 2.40:1/アナモルフィック | |
音声 | Dolby TrueHD 7.1ch 英語 / DOLBY DIGITAL 5.1ch フランス語、スペイン語、ポルトガル語 | |
字幕 | 英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語 |
あらすじ
ロシアの核ミサイルの発射コードをIMFが手に入れようとしたところ、暗殺者に奪われてしまう。暗殺者はテロリストにその発射コードを売り飛ばそうとしていた。その情報を察知したIMFのイーサン・ハントは、仲間であるベンジーやジェーンとともに、核ミサイルの発射コードを奪取しようと試みる。しかし、クレムリンでの爆破事件の黒幕としてハントらが容疑者にされ、IMFの後ろ盾を失ってしまう。頼れるものを失ったまま、ハントらは核ミサイルの発射コードを追いかけ、世界各地を転々とし、テロリストを探すことになる。
レビュー
トム・クルーズが主役のイーサン・ハントを演じる人気シリーズ、「ミッション:インポッシブル」シリーズの第4弾が、この「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」です。前々作あたりで評価の低かったシリーズではありますが、今回はそこそこの評価を得ており、興行収入的にもヒットを記録している成功作とされています。
今作では新たなメンバーであるベンジーや、ジェーン、そしてブラントといった面子を揃え、IMFの後ろ盾を失ったイーサンが、核テロを引き起こそうとするヘンドリクスの野望を阻止すべく、世界を股にかけて戦うというストーリーであります。特に、ロシアのクレムリン、ドバイ、ムンバイといった各地を転々として、ヘンドリクスを追いかけ、核ミサイルの発射コードを手に入れ、ヘンドリクスの目的を阻止すべく活躍する姿は、かなり面白いと言えます。
トム・クルーズの一人大作戦だった一作目に比べると、サブで協力するジェーンやベンジー、ブラントといったキャラたちも立った存在を示していて、「スパイ大作戦」の名に相応しい内容になっているかと思います。それは、仲間内で協力するという展開につながっていて、IMFの組織というものを感じさせるものになっています。
映画はロケーションが各地で行われたため、スケールが大きいものになっており、そのスケール感が魅力的に感じる内容になっています。特にドバイの超高層ビルでのイーサンのサーバー・ルームへの侵入シーンは、超高層ビルならではの高さ感がよく表れており、迫力を感じるところであります。クレムリンの爆破シーンも、壮大なスケールで描かれており、インパクト十分であります。
クライマックスが意外な展開になっており、ヘンドリクスとイーサンの戦いは、危機感をもって描かれています。また、それと同時にベンジーやブラントの活躍も並行して描かれ、緊迫感が十分表れています。インドの雰囲気がよく表れており、最後まで飽きさせない展開になっています。
ラスト、イーサンと仲間たちが談笑をしているシーンでは、過去のシリーズに関係あるキャラが少しだけ登場し、シリーズを見ているファンに対するサービスがあることが、この映画の良い点かなと思います。このシーンは、良い余韻を残す結果になっており、映画を締めくくるのには適切かなと思います。
映像は色彩が魅力的に描かれており、高解像度と合わせて、素晴らしい映像を提供しています。モスクワ、ドバイ、ムンバイと各地の雰囲気がそれぞれ感じさせられる映像になっています。音響は映画のBlu-rayでは珍しくDolby TrueHD 7.1chですが、素晴らしいサラウンドを提供しています。効果的にサラウンドチャンネルが使われており、方位感が十分であります。特に、ドバイでのイーサンとヘンドリクスのチェイスシーンは、砂嵐の中という設定のため、砂嵐の風雨がサラウンドで再現され、リアリティがあります。
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