TRANSFORMERS:REVENGE OF THE FALLEN(Blu-ray)
邦題 | トランスフォーマー/リベンジ | |
レーベル | PARAMOUNT HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2009年 | |
上演時間 | 150分 | |
監督 | マイケル・ベイ | |
出演 | シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル | |
画面 | 2.35:1(一部1.78:1)/アナモルフィック | |
音声 | DTS HD Master Audio 5.1ch 英語 DOLBY DIGITAL 5.1ch フランス語、スペイン語 |
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字幕 | 英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語 |
あらすじ
オートボットとディセプティコンの戦いから2年、オートボットのリーダーであるオプティマスは合衆国の特殊部隊NESTと共同作戦で世界中に残るディセプティコンの撲滅にいそしんでいた。ある時上海のディセプティコンを撃退したオプティマスは、ディセプティコンの親玉であるフォールンの復活を知ることとなる。一方、大学生になったサムは、恋人のミカエラやバンブルビーと別れ、キャンパスライフを充実させていくことになる。しかしシャツの中に残っていたキューブの欠片に偶然触れてしまったサムは、その欠片の中にあったロボットたちの復活を成し遂げる言葉を刷り込まれてしまい、ディセプティコンに再び狙われるようになる。すでに死んだはずのメガトロンがNESTの管理下にあったキューブの欠片で復活をし、フォールンを呼び寄せようとする。それを阻止しようとしたオプティマスたちだったが、戦況は不利に進んでいた。
レビュー
元々がおもちゃと1980年代に放映されていたアニメをベースにした作品で、2007年に公開され大ヒットした「トランスフォーマー」の続編に当たるのがこの「トランスフォーマー/リベンジ」です。今作も前作以上の大ヒットを記録しましたが、残念ながら最低映画大賞であるラジー賞を3部門も受賞してしまい、ついには3作目が登場しようという2011年になって監督であるマイケル・ベイ自身が「今作は駄作である」とまで言われてしまったいわくつきの作品です。
観ていて感じることは、とにかく上映時間が長いという点です。特に物語後半のエジプトでのオートボット&NESTと、ディセプティコンとの攻防戦が長いと感じるところではあります。この後半のシーンは物語の中盤で起こるあることから、それに対してサムやオートボット、NESTがディセプティコンに対して防戦一方になるという展開なのですが、フォールンの復活と同時進行になってしまっているために、物語的に描き方がたるい展開になっているかと思います。
最もこれらのシーンはとにかく爆破、爆破、爆破と派手なシーンが続くので、サラウンドをかませて観ていると飽きは来ないのですが、それにしてもちょっと長いなとは思います。マイケル・ベイの監督作は意外と上映時間が長い作品が多いと思うのですが、今作もそれに漏れずに長いのが特徴かと思います。
今作での特徴というと、結構ギャグが入っているところが目立つといったところでしょうか。しかも前作での設定を活かして意図的に入れているシーンがあるようで、登場人物の行動や会話などが「冗談でやっているのではないか」と思わせるところがあります。個人的には面白いと感じた部分でもありますが、ちょっとくどいかなと思う点でもあります。
前作でオートボットとディセプティコンの設定が出来ているので、今作ではとにかくバトルシーンが多く、迫力のあるシーンが多いのも特徴です。前作ではとにかく戦っているシーンだけではオートボットとディセプティコンの違いがよく分からずに混乱をしたシーンもありますが、今作では慣れてきているせいか、その辺の区別が分かりやすくなっていると思います。
今作の特徴のもう一つの点としては、一部シーンだけですがIMAXカメラで撮影をされているシーンがあるということです。一般の劇場公開映画でIMAXカメラを用いたのは「ダークナイト」が最初ですが、今作でも物語中盤と後半の一部シーンでIMAXカメラでの撮影がされていて、そのシーンが画面比率が変わるために見やすくなっているという点も敵味方の区別がしやすくなっている点ではないかと思います。
ストーリー的には、フォールンの復活がすごい遅いのと、オプティマスに起こるある事項がまあ定石通りなのが、評判を落としている原因ではないかと思いますが、中盤のオプティマスとメガトロンを含むディセプティコンの3:1の戦いが迫力があって面白いとは思います。ただどちらにしても今作では後半の展開がテンポ悪いので、それを差し引くと、評価が悪いのも仕方ないかなと思います。
画質は、これぞ「Blu-ray」と言いたくなる程のクオリティの高い映像を提供していると思います。特にIMAXシーンで撮影されていた場面になると、2.35:1のスクリーンサイズから1.78:1のスクリーンサイズに画角が変わり、高解像度と見事な色乗りを見せてくれます。ただ、1.78:1のシーンは中盤は一貫性があるのですが、後半になるところころ変わるので見づらいかなと思う点でもあります。音響はDTS HD Master Audioのサブ音声である通常のDTSで視聴しましたが、視聴空間を取り囲むような見事なサラウンドが聞くことができます。銃弾とか、ミサイルも縦横無尽に飛び交い、戦闘空間にいるような感じを楽しむことができます。
なお、このBlu-rayはアメリカの大手スーパーマーケットであるWalmartでのみ発売されていたBig Screen Editionというディスクで、日本では入手困難と思われるディスクです。僕はアメリカのAmazon Market Placeで購入いたしましたが、最初購入したときはアウターカバーがついておらず、再度別のセラーから購入したといういわくつきのものでもあります。
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